くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

尖閣問題、政権交代を間近に控えての中国、そうとうヤバそうな・・・

2012年09月21日 | Weblog
気がします、内部が。

内部というのは、国内事情という意味においても、体制内、共産党内においてもという意味です。

経済は、胡錦濤がAPECで”減速”を認めました。あの”面子”の国、中国がそうするということは、よくよくのこと。もうソフトランディングは無理ということかもしれません。内陸開発に力を傾注したいみたいですが、海外投資が退潮、しかもそのなかでのびをみせていた日本からの投資も「「反日」で、ってことになったら、さてどうなりますか。しかも内陸ほど、不満は見えないかたちで鬱積していそうです。地方官や地方党幹部も中央から離れるほど好き勝手かつ粗暴な統治をしますから。中国の地方都市、20根前とぜんぜん変わってないところいくらでもありますしね。地方経済の実態は、李克強の発言にもあるように数字にウソがあるので、なかなか把握できません。大躍進の時代もそれで悲劇が起きましたね。

あとは海外市場頼みなんでしょうが、欧州はまだまだ終わっていません。アメリカもどうでしょうか。10月にいろいろな数字が出てきて、大統領選挙を前後して、あるいは、年末までにかけて金融、財政がらみの問題でも出てきませんか? そうなれば、アメリカ一国にはとどまりません。

それ以前に中国の金融はどうなっているのか。ブラックボックスだらけですが、そこからマグマが噴き出したら...。

習近平体制に対応できますかね。できたてほやほやってこともありますが、国内治安はさておき、経済、金融の問題は、唐・政府の官僚組織と彼らのノウハウや経験を動かすことができないと何ともなりません。でも、習はそういう点での政府、党内部の権力基盤が弱いです。元高幹の子弟たちとのコネがあっても、軍においても同じく劉少奇の息子らと仲良くても、親や爺さんの「七光り」と無関係なテクノクラートを手足にできなければ、はてさて。そこは、胡錦濤に比べてこころもとないところです。

ほかにも顕在化している問題、潜在的な問題、まだまだあります。

習近平さん、これからの10年、選任者に比べそうそう楽ではない、もしかしたら円満に引退を迎えられないなんてことになるかもしれませんね。

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