くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

大相撲八百長問題: 北の湖という人の「ヒール」的役回り

2011年02月15日 | Weblog
北の湖が現役の頃、負けないか負けないかと期待したのは、私だけではあるまい。

それくらい強く、そして強さに見合った人気のない力士だった。いや、強いからこそアンチが多かったのかもしれない。
あの面構えやしぐさも損をしていたのではないか。

北海道に旅行の際、タクシーの運転手から「あれが北の湖の実家ですといってもお客さんのほとんどは関心を示さない」と聞いたこともある。

その一方で、人柄については、面倒見がよくて・・という「良い」評判も耳にしたことはあったが。


親方になり理事長になってからは、時津風の暴行事件、朝青龍問題、大麻と理事長としてさんざん叩かれ辞任。

それでも理事に残り、今回は自分の部屋から八百長力士を出してしまった。

事実上の引責辞任をしておきながら理事のイスにとどまるというのも、勝負師らしからぬ往生際の悪さというか、潔くないと思うのだが、弟子が八百長を認めているにもかかわらず、いまだ理事を辞する意思があるとは聞かない。

力士として頂点を極め、一代年寄りにまでなった人間としては、実にお粗末な話である。

無様というか、なんともちんけというか・・。

現役時代の不人気も、そうしたこの人物の「内面」みたいなものが曰く言いがたく相撲ファンに伝わったせいえはないのか・・・。


まあ、そういう点では、次期理事長候補とも言われている九重こと元千代の富士もいかがなものか。上記に同じく弟子が八百長を認めている。自分自身八百長疑惑を囁かれたこともあれば、その弟子の千代大海も素行という点で芳しくないものがあった。

この人を理事長にしては、まずかろう。


いっそのこと、理事長はじめ理事の半分以上を力士ではない人間にすることで、相撲協会の改革を断行してはどうか。外部理事をお茶を濁す程度に入れるというのはもうあまりにも茶番じみていて、世論の理解は得られまい。

いずれは貴乃花にという世論的期待もあろうが、いささか若すぎる。先日、同親方のインタビューもたまたまTVで見たが、若いのに、なんとも芯の強い人だと思った。相撲の取り口では兄の若乃花の方が好みで、現役時代は決してひいき力士ではなかったが、
さすが若いながらに経験の濃さが私のような凡夫とは違うと思った。


話は戻すが、北の湖という人は、今の好ましくない相撲界の「象徴」のようなもので、その意味においてこの人は、現役時も引退後も「ヒール」のままということになる。

そしてその原因は、ただ単にあの人相風体によるものではなく、実は人となりによるものでもあった、ということなのかもしれない。

北の湖、あなたの今の行き方は率直に言って見苦しい。
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