くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

メディアの自衛隊叩きが始まった!?

2008年02月20日 | Weblog
イージス艦と漁船の衝突事故、行方不明者の一刻も早い発見・救出が望まれることはいうまでもない。

同時に事故の全貌を明らかにし、原因究明が一刻も早く行われることが、これまた当然のごとく求めらえる。

その意味では政府の初動の遅さは残念至極、批判は免れない。また、石破防衛大臣が、明らかに内部批判ととれる発言を行ったことには、組織を束ねる人間として、対外的に組織の全責任を負うべき立場の者として、その是非と器の軽重が問われかねないところではある。もし情報伝達体制の問題点を指摘するのであれば、もいう少し自己批判めいた言い回しで言うべきであった。

ただ、メディアの報道の仕方には少なからぬ疑問を感ずる。番組の多くの時間をささき、同じ番組内でも報道を繰り返しているが、はたして蜂の巣をつついたように騒ぐような事件であろうか。2名の人命の尊さを考えれば、決して小さは事件ではない。が、複数の人間が一度に行方不明ないしはの亡くなるなどという事件は日常茶飯事のはずだ。なぜ、今回の場合はこれほどまでに、と違和感を覚えなくもない。国を守るはずの、国民を守るはずの自衛隊がその国民を傷つけたという点を考えれば、通常の事故、行方不明事件とは異なる。それでも、騒ぎ過ぎだろうと思うのは、私だけだろうか。

穿った見方をすれば、メディアは騒ぎたいのではないのか。騒いで自衛隊を叩きたい。その恰好の材料が舞い込んできたということではないのだろうか。今の報道の仕方はいまだ原因究明もなされていない段階で、個人の人為的なミスなのか、組織上の問題なのかその点もいまだ明らかになっていない段階から、自衛隊そのものを俎上にして批判的報道を展開する。これが「公器」のあるべき姿だと私は思わない。事故の規模も違いから、まさか20年前のような防衛のトップ辞任という大袈裟なことになるとは思わないが、メディアの対ネガティブ・キャンペーンの行方如何によっては・・という危惧が無いわけでもない。
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