くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

逆賊小沢一郎の言い分はおかしい: 天皇陛下-習近平会見問題

2009年12月15日 | Weblog
小沢は、日本国憲法における内閣と国事行為の関係をもって、記者に答えたが、その態度の居丈高なこと、増長慢もここに極まれりと言うべきか。

いや、小沢が本性を現したというべきか。民主党代表になった時だったか、「変わる」と宣言したものだが、やはり三つ子の魂。かつて自民党時代に、海部の首を切り宮沢喜一を始め総裁候補の首実検を行ったときから左程変わってないことが明らかになった。

それはさておき、小沢のいう国事行為云々はおかしい。

そもそも、今回の習近平との会見は、憲法が規定する国事行為には属すものであるとは断言できない。天皇としての公的行為でしかないとも言える。かりに儀式に属するとして、憲法上に、国事行為としての「儀式」が具体的に何をさすのかについてまでは規定がない。

それゆえにこそ、「慣例」が意味を持つ。今までなかただけのことで、政権交代の起こりえる制度化にあっては、「慣例」と歴代政権による遵守・尊重はおのずと重要になる。それを帰るとなればやはりしかるべき議論の課程を経て、かつ民意というものを見定めたうえで、行われるべきである。いかんせば、天皇陛下は、国家・国民の統合の象徴であるからである。かつ天皇は政治に関与しないことになっている。

しかるに、民主党は今回いともたやすくその慣例を無視してしまったわけだ。政権が変わるたびに国事行為の内容が十分な議論や合意形成もなされぬままに変えられることになれば、それが天皇の政治利用とのそしりを受けてもいたし方あるまい。

しかも小沢は、民意によって選ばれた内閣と言い張ったが、これまた強引・不遜なものいいである。陛下に対してというよりも、民意すなわち国民に対して無礼極まりない。確かに、民意は先の総選挙で民主党政権を選択した。しかしながら、国民は鳩山政権に空手形を渡し「随意に」と言って、すべてをゆだねたわけではない。
世論に迎合しろというのではない。ただし、逐次、適時世論を図るべきであり、ましてや国家・国民の象徴たる天皇陛下にかかわる問題である。国民世論に対してしかるべき説明もなく慣例をたがえる事は、それこそ民意によって選ばれた政権のすべきことではない。

ましてや、政権党の幹事長とはいえ、首相でも内閣の一員でもない、一国会議員でしかない輩が、自らがいうところの民意によって選ばれた内閣総理大臣であるかのようなものいいをすべきではあるまい。幹事長の職は、民意とは関係ない。にもかかわらず、かくのごとき物言いは、僭状の沙汰である。本来自らがいうべきを、小沢に言わせる鳩山も鳩山であるが、いまだに母親に尻をぬぐってもらうようなへたれではいたし方なしとすべきか?

それにしても、逆賊小沢一郎。ついに平成の御世の「大奸賊」と成り果てた。

今尊氏か義満の首を打つべき今三木一草は現れないものか。
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1 コメント

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異常さを感じない人は少ないでしょう。 (箕輪伝蔵)
2009-12-15 21:11:55
今回の異常さを感じない人は少ないでしょう。会見の小沢の様子もそうですが、総理や外務大臣、官房長官、総務大臣などなどの発言、すべてです。
数日のことをとやかく、ではなく、「1ケ月前ルール」を見直してからならば、ともかく、ごり押しというのはいがめますまい。
そして、報道は「会見」を「面会」と表現して、この事態を、ごまかしています。
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