くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

ベゾブラーゾフの日露同盟案

2009年12月12日 | Weblog
1904年1月って、もう既にベゾブラーゾフがかつてのような影響力を失っていた時期では?

現にニコライ二世は、同盟案に興味を示したということは寡聞にして聞いたこちはない。以前、Russian Reviewという学術誌に掲載された論文によれば、ニコライが日露開戦の可能性に懸念を抱くようになったのは、実際の開戦の2週間ほど前だという。

おそらく、同盟案などベゾブラーゾフ一人かその取り巻き連中の個人的な考えに過ぎず、ニコライはじめロシア政府の考慮・模索することろではなかったということなのであろう。

つまり、開戦前夜、ロシアの対日不妥協という姿勢に変化が生じていたわけではなかったということではないのか?

ひるがえって、2月初旬に開戦に踏み切った小村をはじめ日本側の対応を評価するならば、ロシアの対日姿勢の基調に変化のないことを見失わず、ロシア公使からの情報を過大視して安易に飛びつかなかった点で、むしろ評価されるべきではないのだろうか?

和田春樹先生としては、日露戦争=自衛戦争という図式を崩したい、何とかして日本側に批判の矛先を向けたいとの思惑があるのだろうが、そんな「釣り」に一斉に飛びつくマスコミって、やはりまだ自虐したいのかねえ・・・?

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