くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

ガーディアンの日本担当記者は、アホとしかいいようがない: 日本の学力報道

2013年10月13日 | Weblog
すごい分析力、としか言いようがない記事。

OECD調査で日本の、「読解力」と「数的思考」がトップであったことについて、「日本人の学力の高さを、学生時代の知識の「詰め込み」の賜物」と分析しているとか。

「つめこみ教育」という言葉自体いい加減なもので、一体何が「詰め込み」に該当し、何がそうでないのか、教育学上のきっちりとした定義もあると思えないのだが、そもそも「詰め込み」で読解力と数的思考力が付くものなのだろうか?

「機械的な暗記学習に偏りがち」というが、それを否定的にとらえてきた近年の惨状たる状況を忘れてはなるまい。また、暗記学習に対してあまりにも対極をなしてきたアメリカの公教育(アイビーリーグに行く様な学生やプレップ出身者は別として)を経てきた学生の知識量の乏しさも無残なものである。議論はできても、プレゼンテクはあっても、中身がない。それを見たくれでカバーする術は経験値として持っている。そんな学生が実に多い。

さらに「義務教育の長さ」というが、日本の義務教育は長いとは言えない。義務教育期間の長さが学力に+に働くというのであれば、アメリカはどうなる。高校まで義務教育のはずだ。

「繰り返されるテスト」? 英国ではいざ知らず、米国の場合も、単元ごとのクイズ等、むしろ成績、単位を得るためのいわゆるrequirementの種類は日本よりも多い。

日ごろの日本関係報道の質を見ていても感じていたが、おそらく残りかすのような連中を特派員でよこしてくるのではないのか。そうとしか思えない低レベルな記事であるが、それをいちいち報道するところに、いまだ我が国に残る舶来もの崇拝の残滓を見るべきかもしれない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ザックジャパン、ハーフナー... | トップ | 秋田の教育: 反面教師として »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事