米国大統領選： 決めては経済か人種か？

リーマン破たんで、勝敗は決したかな？という印象はないでもない。マスコミは４年前の選挙以上に偏向しきっているし。先日もちょっと米国行ってきたが、FOX以外は・・・。

でも、万が一のことがあれば、それは、あれだね、まあ、人種なんだろうなあ・・・。

米国人の親しい友人には、その点率直に、かりにオバマ大統領誕生ということになっても経済運営を間違えたら、中間選挙敗北はおろか、下手すりゃ任期満了を待たずにドキュン！なんて可能性も否定できないとは言うんだけど。

でも、親しいわけでもない米国人には人種云々は言えないな。やはり、それほどセンシティブな問題なわけで。かりにオバマ政権誕生でも、人種問題が克服されたことを意味しない。確かに、それは大きな進歩、変化の象徴にはなるのだろうけど、政権の行方いかんでは、逆にかえって人種対立を可視的、不可視的なかたちで醸成する恐れもあるわけで。バカな連中が「おれたちの時代だ！」なんて調子づく可能性も否定できないわけで。同時に毛色の違うバカたちも、「ニ○ーの野郎が！」と
はねっかえる可能性だってあるだろうし。

ま、今の経済、誰が政権についても一期では何ともならんのでは？

表向きは９６年同様もう「終わった」選挙にも見えるのだが、見えない部分がどう作用するか、その点に関していまだ興味のつきない選挙である。