女性宮家問題、まあ既に述べた条件付きなら可と思うが、やはり姑息の論であると思うし、そういうことを云々し出すところが、姑息の典型、民主党政権の面目やくじょたるところというべきではあるまいか。
それはさておき、女性宮家創設反対論のなかに、宮家が増えれば国民の税負担が増えるという意見があるが、これは恥知らずの物言いというものだ。石原都知事閣下の「黙れ!「ではないが、「恥を知れ!」で十分だと思う。
盗人にも何とやらというが、それ以下の強盗の開き直りにも等しい反対論だと私は思う。
英国王室はかくかくしかじかであるのに対して、皇室は毎年の予算から・・という説明がある。 実際、そういう説明をするコメンテーター氏を先日もTVで見たが、英王室に対する税負担がゼロというのは、ウソである。しかし、英王室は自由財産をしっかりもっている。個人投資から事業まで。日本では考えられない。実に世俗的な方々である。
そもそも、現在皇室が国民の税負担に依存しているのは、終戦後GHQの占領の下皇室財産が国有化されたからに他ならない。その点には目を向けずして、税負担が増えるだの、一説によれば東宮妃殿下に対し「税金泥棒」の暴言を吐いた記者もいたとか。
そこまで言うのなら、まずは占領下で国有化された皇室財産を皇室にすべてお返ししてから、「ご自分のことはご自分で」と言うべきではないのか。
それもせずに、税負担増は嫌だの、税金泥棒だのという資格はない。
だから恥知らずだというのだ。
皇室財産の行きさつなど知らなかった? ならば、それこそ石原流で「黙れ!」で良いのかもしれない。