くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

「被害者」としての擬似レイプ体験:同性に肉体関係を迫られた「苦い」体験

2009年10月23日 | Weblog
大学生のとき、ひょんなことで知り合い酒を一緒に飲んだ相手から、いきなり。

しかもしつこく。

当然ことわりました。「病気が怖いの? ゴムがあるから大丈夫」って、そういう問題じゃない!

結局「貞操」は死守したけど、精神的にキズを負ってしまった。相手に対して憤るというよりも、自分を責めてしまう。何か自分に落ち度があったのではないかと。
男性として男性を惹きつけた自分は、何か異常なんではないかと。数日間ブルーなままでした。その当時、彼女もいなかったから、しかも誰にも言えず、ただ自分で自分を否定してしかうような思考ばかりで・・。

後になって、レイプされた女性がそういう心理状態になることがあると知りました。自分に落ち度があったのではないかというやつです。「そんなふうに思ってはダメ!」なんていうレイプ被害者救済団体の公共広告が路線バスの側面に貼られているのを、アメリカなんかでは見たこともあります。

そんなことがあってからしばらくは強硬なアンチ・ゲイでした。さげすみと憎しみというやつです。

伏線もあったと思います。子供の頃から女の子に間違われたり、学生の頃は町中でそっちの世界の人っぽい人に声をかけっらえたり、着替え中のところを隠し撮りされたり・・・。そういうことがあるたびに、周りからはからかわれたりはしましたが、それくらいでは少しも傷つかなかったのですが、さすがに、上述の件が・・・。

ほんと、ブルーになるってのはこういうことなのかっていうくらいに、落ち込みました。

もちろん、今はまったく大丈夫。こんなところにも書けるくらいの笑い話です。今の私の姿を見て、ホモの方々に「人気?」があったなんて、誰も想像もつかないでしょう。

でも、まじめな話思うんですよ。この擬似レイプ体験を通して。昔三浦朱門と言う人が、「男はレイプできるくらいの体力があった方が」なんて発言をして世の糾弾を受けましたが、レイプは問答無用にいけない、許してはいけないと思います。被害者は、体も精神も壊されてしまうんですから。あれは絶対許してはいけいない。
男の猛々しい性欲は不可避なものです。私自身男ですからわかります。若いころはいつも「やりてー!」って思ってましたから。でも、男らしさをいうのであれば、それをしないことこそ男らしさです。大学生のレイプ事件が時々報道されますが、加害者の将来を本当に思うのであれば、厳罰をもって罪の重さを知らしめるしかないと思うのです。

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BL(ボーイズラブ)初体験: 「愛の言霊」

2009年10月23日 | Weblog
初体験といっても、BLを初体験したわけではありません。

そもそも、そういう趣味もありませんし、ボーイではなくオヤジの部類ですから、明らかに。

まあ、大学生のころは、華奢で「貞操」を犯されそうになったり、言いよられたりしたことはありましたが・・・。ちあみに、肉体関係を迫られた一件については、別稿で。

初体験というのは、BL映画をひょんなことから見たんです。「愛の言霊」。なんでも、原作はコミックだとか?

正直言って、驚きました。何かって、とても自然に感情移入できました。男女の恋愛模様とそれほど変わらない。もっとも、架空の設定ですから、モノホンのゲイの方々から見たら、「そりゃちがう」なんてことになるのかもしれませんが、映画での男女関係ならぬ男男関係が現実でもあるのであれば、同性愛者同士の恋愛関係というのも、意外や我々ストレートと類似しているんかなあと・・・。見ていて、年がいもなく、胸がキューンとなるような、そういえば、あの年ごろ味わったことのあるような思いをふと思い出しました。なつかすい・・。

ちなみに、私は同性愛を称揚したり、あえて肯定的にとらえたりはしていません。所詮は社会的少数派、「日蔭者」、だと思っています。でも、その存在を否定したり、ましてやかつてのナチのような弾圧を主張するつもりもありません。生き物が再生産を繰り返し種の保存につとめようとする本能を持っているという前提に立てば、非生産的な人間関係だと思います。社会や国家に貢献するところは何もない人間関係です。同性間の性行為がHIV等の病気を伝染させる媒介的役割をはたしているとすれば、やはり勧められたものではない、我が子がそういう種類の人間になったら、親としてそれほど悲しいことはないでしょう、きっと。でも、存在するものは否定できない。それを社会は受け入れていくしかないし、その人たちを破滅的な方向に追い込むようなことはあえてしたくはないです。

さて、映画に戻りますが、上述の「へえーそうなんだ」と同時に、映画としてもなかなかよくできているなあと感じました。役者もなかなか自然で。でも、あのベットシーン?は大変だったでしょうねえ、いくらプロとはいえ、仕事とはいえ。男同士で体絡ませてってのは、・・・・、きびしいものあるなあ・・・。

で、よくみると、主役の二人、どこかで見覚えがある。そう二人ともTVの戦隊ものの出演者。かたやボーケンジャー、もうかたやゴーオンジャー。最近の戦隊ものはイケメン揃いで、若手の登竜門。BLものはブサメンでは話になりませんから、戦隊イケメンが出ても不思議ではないのですが、知っている顔が予期せぬ場面に出てきてビックリしました。

ところで、BLのマーケットってやはり、若いイケメン好きの女性方なんでしょうか。でも、彼女たち、もし自分の彼氏が実はゲイあるいはバイだなんて知ってしまったら、どうするんでしょうか。受け入れるのか、それとも彼のもとを去るのか・・・。BL好きの方々に聞いてみたいものです。

男の子も興味あるんですかね、BL。同性愛の末路ってよくよく考えるとさみしいものあるように思うんですけど?たとえば、この映画の主人公たち。大学生の設定ですが、卒業後、オヤジになってからどうするんだろうなんて考えるとネガティブ思考になってしまいます。

ある年齢に達すれば、周りは結婚(もちろんイセイと)を促すでしょうし、いつまでも独身は社会的にも肩身が狭い。で、カミングアウトするんでしょうか? かりにそうれをして、家族的にもかなりの波風立つでしょう?親は嘆き悲しみとか。「そうなの」とすんなり受け入れてくれる親なんて現実そうはいないでしょう?
家族に同性愛者がいるなんて、兄弟なんかの将来や結婚にも差し障りませんか?社会的にも、同性と同棲しているなんて会社なんかにしれたら、どうなんだろう・・・。「こいつ、ホモ?」って思われるのは避けられない。若いうちはお互い見た目も良く惹かれっていられるけど、オヤジになって容色衰えてもいつまでも恋愛感情保てるのかなあ・・・? なんて、考えてると、主人公二人の前途が気になりますね。

そそ、所詮フィクションなんですけど・・・。

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