〔15.3.26.日経新聞:社会1面〕
東京国税局から約3995億円の申告漏れを指摘された日本IBMの持ち株会社が、課税処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(山田俊雄裁判長)は25日、「不当に納税額を減らしたとは言えない」として国側の控訴を棄却した。約1200億円の課税を取り消し、IBM側の勝訴とした一審・東京地裁の判断を維持した。
問題とされたのは、子会社株の売買に伴う税務上 . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:マーケット商品面〕
酪農のあり方を見直す時期にきている
酪農界で生乳の取引基準だった「乳脂肪分3.5%」を見直す機運が高まっている。法令が定める生乳の乳脂肪比率は「3%以上」だが、業界は1980年代以降、一段の付加価値を打ち出そうと3.5%以上の自主的な基準を設けてきた。しかしこの自主基準が酪農家の選択肢を狭め、生乳の生産基盤の弱体化に拍車をかけている。
農 . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:マーケット商品面〕
スマートフォン(スマホ)の記憶装置などに使うNAND型フラッシュメモリーの値下がりが続いている。2月分の大口取引価格は指標となる64ギガ(ギガは10億)ビット品が1個2.57ドル程度となり、前月から3%下落した。スマホの新製品が少ない時期にあたることなどを映して引き合いが弱い。
値下がりは4カ月連続となる。TLC(トリプル・レベル・セル)と . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:マーケット総合2面〕
新規株式公開(IPO)後の株価が初値を下回って推移する銘柄が目立っている。個人マネーが大型株に向いているうえ、上場後すぐに業績予想を下方修正する例もある。株価が低調でその後の案件でも個人の意欲が盛り上がりにくくなる悪循環といえる。IPO銘柄が多い東証マザーズ指数は年初から3%安で推移している。
25日は不動産売買仲介のハウスドゥ、液晶や . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:マーケット総合1面〕
日経平均株価が15年ぶりの2万円を目前に足踏み中だ。ただ、25日は一時的に下げた場面でも、すぐ下げ幅を縮めており投資家の買い意欲は強い。特に、稼ぐ力の象徴であるトヨタ自動車の株価の粘り強さが話題を呼んだ。手元資金が豊富な「金持ち企業」の人気も根強い。配当や成長投資などを増やす余地が大きいとの期待が背景にある。
25日の日経平均は昼すぎに . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:投資情報面〕
近鉄百貨店は25日、2015年2月期の連結最終損益が20億円の赤字(前の期は9億6900万円の黒字)になったようだとの見通しを発表した。従来の10億円の黒字予想から一転、最終赤字に転落する。販売が低迷する和歌山店(和歌山市)の店舗など約27億円の減損損失を特別損失として計上するためだ。15年2月期も無配を継続する。
減損処理の対象は和歌山店のほか、2 . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:投資情報面〕
日本製紙の2015年3月期は、連結営業利益が前期比16%減の240億円前後になりそうだ。計画していた5%増の300億円の見通しから一転減益となる。14年10月末からの円安進行が響き、主力の洋紙は採算が悪化する。15年1~3月期の利益は半減する。現在交渉中の値上げを浸透させ、16年3月期は増益を目指す。
15年3月期の売上高は前期比2%減の1兆60 . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:投資情報面〕
電源IC(集積回路)メーカー、トレックス・セミコンダクターが成長の踊り場を迎えている。2015年3月期の連結純利益は税負担の増加で減るが、経常利益は前期比12%増の15億円と4期連続で増える見込み。テレビなど家電向けから車載や産業機器に顧客を広げ、収益の安定感は増した。だが利益の伸び率は鈍化しており、株価も上値の重さが目立つ。
以前は大手電機メー . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:投資情報面〕
プラント大手の東洋エンジニアリングの株価が25日、一時前日比64円(16%)安の328円と昨年来安値を更新した。同日午前、2015年3月期にブラジル事業で最大350億円の損失が発生し、最終赤字になる可能性があると発表したのを機に機関投資家を中心に大口の売りに押された。
終値は57円(15%)安で、値下がり率は東証1部2位だった。
発生する損失は最 . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:企業2面〕
婦人服の売れ行きが良くなってきた(東京都中央区の高島屋日本橋店)
3月中旬、三越銀座店(東京・中央)の3階の婦人服売り場では、40代の主婦が3万円のブラウスを買っていた。「好きなブランド。今までは高くて手にしなかった」。百貨店での買い物はしばらく小物の雑貨類にとどめていたが、期間限定販売品に奮発した。
訪日客が高額品を購入した効果で消費増税後も売 . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:企業2面〕
「綱島サスティナブル・スマートタウン」
米アップルは横浜市港北区のパナソニック工場(携帯電話工場)跡地に技術開発施設を建設する。2015年度に着工し、16年度に完成する予定だ。敷地面積は約1万2500平方メートルで延べ床面積は約2万5000平方メートル。アップルは施設の具体的な中身を明らかにしていない。スマートフォン(スマホ)に使う部品の仕様を日本メー . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:企業2面〕
東芝は研究開発部門を一体運営する体制に再編する。4月1日付で3つある本社の研究開発部門を社長直轄の新組織に統合。ヘルスケアや水素エネルギーなど複数の社内カンパニーにまたがるテーマの研究開発を一括して進める。東芝は半導体と原子力の両事業に収益を頼る構造が鮮明になっている。技術者や研究開発費を柔軟に運用できる体制にして新たな収益源の育成を急ぐ。
東芝は . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:企業1面〕
ディー・エヌ・エー(DeNA)が業績低迷に苦しんできた任天堂との電撃提携に踏み切った。「マリオ」に代表されるキャラクターの力を借り、攻めあぐねる世界市場で勝負を仕掛ける。スマートフォン(スマホ)ゲームに慎重だった岩田聡・任天堂社長(55)を口説いた守安功社長(41)に25日、狙いを聞いた。
「ゲームで世界ナンバーワンの任天堂と組めば(世界で)事業展開し . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:企業1面〕
海外ブランド衣料の通販サイトを運営するwaja(東京・港)を買収すると発表した。4月3日に株式71.7%を取得する。買収額は関連費用を含めて4億円で、同社初のM&A(合併・買収)となる。求人サイト運営で蓄積した集客ノウハウをwajaに提供し、通販サイト事業を新たな収益源に育てる。
. . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞:企業1面〕
太陽光パネルの世界大手メーカーが日本市場に攻勢をかける。インリーグリーンエナジー(中国)など4社は年内に、発電能力で計380万キロワットのパネルを出荷する。太陽光発電の買い取り価格引き下げで割安な海外製品の需要が高まる。現在約3割の海外製品比率は4割を超える見通しだ。消費者にとって選択肢が広がり、発電コストの低下にもつながりそうだ。
世界トップ3( . . . 本文を読む