〔15.3.26.日経新聞:投資情報面〕
プラント大手の東洋エンジニアリングの株価が25日、一時前日比64円(16%)安の328円と昨年来安値を更新した。同日午前、2015年3月期にブラジル事業で最大350億円の損失が発生し、最終赤字になる可能性があると発表したのを機に機関投資家を中心に大口の売りに押された。
終値は57円(15%)安で、値下がり率は東証1部2位だった。
発生する損失は最大350億円。東洋エンジの持ち分法適用会社、TSパーティシパソエス社が手がける浮体式洋上石油・ガス生産貯蔵積み出し設備(FPSO)の工事に関連したものが約170億円、その子会社が持つ関連設備の減損損失約180億円を迫られる。
東洋エンジが業績を下方修正するのは、今年に入って2回目。15年3月期の最終損益を収支トントンと予想していたが、赤字となる公算が大きい。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは「ブラジル経済は不安定になっており、同国で事業を手がけている銘柄は戻りが鈍くなりそう」と指摘していた。
プラント大手の東洋エンジニアリングの株価が25日、一時前日比64円(16%)安の328円と昨年来安値を更新した。同日午前、2015年3月期にブラジル事業で最大350億円の損失が発生し、最終赤字になる可能性があると発表したのを機に機関投資家を中心に大口の売りに押された。
終値は57円(15%)安で、値下がり率は東証1部2位だった。
発生する損失は最大350億円。東洋エンジの持ち分法適用会社、TSパーティシパソエス社が手がける浮体式洋上石油・ガス生産貯蔵積み出し設備(FPSO)の工事に関連したものが約170億円、その子会社が持つ関連設備の減損損失約180億円を迫られる。
東洋エンジが業績を下方修正するのは、今年に入って2回目。15年3月期の最終損益を収支トントンと予想していたが、赤字となる公算が大きい。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは「ブラジル経済は不安定になっており、同国で事業を手がけている銘柄は戻りが鈍くなりそう」と指摘していた。