〔15.3.25.日経新聞:首都圏東京面〕
東京都杉並区は大正―昭和期の政治家で首相も務めた近衛文麿の私邸「荻外荘(てきがいそう)」=写真=の一部を公園に整備し、一般への開放を始めた。同区は2014年に近衛の親族から、荻外荘の敷地と建物を購入していた。昭和初期の政治史の舞台となった建物は保存状態が良く修復が可能で、国の重要文化財への指定も目指す。区は近衛家に伝わる史料の調査にも協力する。
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〔15.3.25.日経新聞:マーケット総合2面〕
株式市場で信用取引を利用した売り注文の残高が高止まりしている。東京証券取引所が24日発表した20日時点の信用売り残高は約4年ぶりの高水準だった。日経平均株価は2万円手前まで急上昇してきたが、高値警戒感から目先の調整を見込んで信用売りで備える個人投資家も増えている。とりわけ2月に株価上昇が目立った銀行株や鉄鋼株では上値の重さが目立ち始めた。
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〔15.3.25.日経新聞:マーケット総合1面〕
24日の日経平均株価は3日ぶりに反落。利益確定売りが増え2万円を前に一息入れたが基調は変わらず強い。原動力が「今度こそ日本企業が変わる」という期待だ。最近相次ぐ自己資本利益率(ROE)を経営指標に掲げる動きや、自社株買いに株主配分の強化……。起点には資本効率への意識の高まりがある。次の変身は「持ち合い解消」かもしれない。
この日市場の注 . . . 本文を読む
〔15.3.25.日経新聞:投資情報面〕
日本精工は24日、2015年3月期の連結純利益が前期比86%増の580億円になるとの見通しを発表した。最高益を見込んでいた従来予想をさらに10億円上回る。機械や車向け部品の受注が好調なほか、円安効果が利益を押し上げる。年間配当も前期比10円多い26円(従来予想は24円)に増やす。
売上高は11%増の9700億円(従来予想は9500億円)、営業利益 . . . 本文を読む
〔15.3.25.日経新聞:投資情報面〕
バイオ医薬品ベンチャー、ペプチドリームの株価がさえない。足元は8000円台で推移し、昨年1月の昨年来高値(1万4730円)を約4割下回る。それでも予想PER(株価収益率)は300倍を超え、先々の成長期待を織り込んでいる格好だ。上値を追うには「製薬大手との新たな共同研究開始など追加の材料が必要」(いちよし経済研究所の山崎清一氏)との声が出ている。
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〔15.3.25.日経新聞:投資情報面〕
ファナックは24日、株主との対話窓口となる部署を4月に新設すると正式に発表した。国内外の機関投資家との対話に加え、個人投資家向けに本社工場の見学会も開き、長期保有してくれる株主を増やす考え。稲葉善治社長は同日、日本経済新聞の取材に応え「時間の許す限り、私が対話に応じる」と話した。
「SR(シェアホルダー・リレーションズ)部」を4月1日付で新設する。岡 . . . 本文を読む
〔15.3.25.日経新聞:企業3面〕
高水準の受注が続く(シチズンマシナリーミヤノの北上事業所)
「リーマン・ショックは真の意味で過去のものになった」。日本工作機械工業会(東京・港)の花木義麿会長(オークマ社長)の言葉は、必ずしも大げさではない。同会がまとめる工作機械の月間受注額は昨年12月に1442億円と過去最高を更新した。その後の受注も高水準で、最新データの2月時点で前年実績超えは1 . . . 本文を読む
〔15.3.25.日経新聞:企業3面〕
【サンパウロ=宮本英威】トヨタ自動車は2018年をめどにブラジルでハイブリッド車(HV)「プリウス」の生産に乗り出す方針だ。プリウスの海外生産は中国、タイに次いで3カ国目となる。景気低迷で足元の販売は低調だが、中長期的には環境に配慮した車の需要は伸びると判断した。ブラジルでの現地生産で、新興国でのHVの普及に弾みをつける。
トヨタのブラジル法人は現 . . . 本文を読む
〔15.3.25.日経新聞:企業3面〕
三菱地所は24日、大型複合ビルの横浜ランドマークタワー(横浜市)など収益性が下がった不動産の減損処理に伴い、2015年3月期に460億円の特別損失を計上すると発表した。他の物件との競合で賃料が想定を下回ったためとしている。税負担が計画比で減るため、連結純利益の見通しは前期比4%増の670億円で据え置く。
減損処理の対象は横浜ランドマークタワーのほか、オ . . . 本文を読む
〔15.3.25.日経新聞:企業1面〕
「横押しタイプ」(左)と「上面押しタイプ」の2種類を量産する
シチズン電子は、スマートフォン(スマホ)やウエアラブル端末に向けた薄型のスイッチを開発した。携帯機器の側面などに付けるボタン用スイッチ部品で、厚さ1.35ミリメートルと量産品では世界最薄級だ。時計型などのウエアラブル機器の形状をより薄くできる。4月から山梨県と中国・江門市の製造拠点で、月40 . . . 本文を読む
〔15.3.25.日経新聞:企業1面〕
世界タイヤ市場で韓国や中国などの中堅メーカーの存在感が高まっている。中国化工集団が世界5位の伊ピレリの買収を発表するなど大手追い上げの動きが目立つ。一方の最大手ブリヂストンは過去最高の営業利益が続くがシェアはじりじりと低下している。津谷正明最高経営責任者(CEO)は24日、株主総会で「中韓印メーカーのM&A(合併・買収)は今後も起こりうる」と語った。 . . . 本文を読む
〔15.3.25.日経新聞:消費Biz面〕
100円ショップ大手のキャンドゥは1000円前後の雑貨を扱う新型店を開業する。第1号店を専門店ビルの「パルコ」内に出し、早期に100店体制を目指す。20~30歳代の女性を対象にし、デザインや材質にこだわった商品をそろえる。円安などの影響で仕入れコストが上昇しており価格や店舗戦略を見直す。
「OHO!HO!(オホホ)」の店舗ブランドで全国に展開する。 . . . 本文を読む
〔15.3.25.日経新聞:国際2面〕
ベトナム南部、隣国カンボジア寄りの海域に位置するフーコック島。規制緩和で外資企業誘致を目指すこの経済特区は、成長への期待を込めた「ベトナムのシンガポール」という異名を持つ。
東西冷戦の終結後、世界には「米国型民主主義の絶対優位」という一つの潮流ができた。抑圧的な共産圏に打ち勝った民主主義と市場経済の組み合わせは、繁栄の解とされた。一党支配の維持を探 . . . 本文を読む
〔15.3.25.日経新聞:国際2面〕
ポルトガルのコエリョ首相は日本経済新聞の書面インタビューに応じ、国際通貨基金(IMF)から債務危機を理由に受けた金融支援について前倒しして返済する考えを表明した。「今後の焦点は危機対応ではなく成長の加速だ」と述べ、経済成長の促進策にカジを切る方針も明らかにした。
コエリョ氏は26日、日本を訪れる。ポルトガルの首相の来日は25年ぶりだ。28日までの . . . 本文を読む
〔15.3.25.日経新聞:国際1面〕
【ワシントン=吉野直也】2016年の米大統領選挙で野党、共和党の候補指名争いは保守派の草の根運動「茶会」(ティーパーティー)系が乱立の様相を示している。23日に出馬を明言したテッド・クルーズ上院議員(44)に続き、ランド・ポール上院議員(52)も来月、出馬を表明する見通しだ。ウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事(47)らも含め茶会系は一本化が課題 . . . 本文を読む