〔15.3.26.日経新聞:企業2面〕

東芝は研究開発部門を一体運営する体制に再編する。4月1日付で3つある本社の研究開発部門を社長直轄の新組織に統合。ヘルスケアや水素エネルギーなど複数の社内カンパニーにまたがるテーマの研究開発を一括して進める。東芝は半導体と原子力の両事業に収益を頼る構造が鮮明になっている。技術者や研究開発費を柔軟に運用できる体制にして新たな収益源の育成を急ぐ。
東芝は2014年度の連結営業利益が13年度比1割増の3300億円と過去最高を更新する見通し。ただ半導体や原子力などの電力・社会インフラが大半を占める。
3本目の柱としてヘルスケア分野などに期待しているが、ハードウエアとソフトウエアを融合した新サービスを生み出すには従来の縦割り組織では対応が難しいと判断した。東芝の総合力を生かせる研究開発体制に刷新する。
新設する「研究開発統括部」に基礎研究を担う研究開発センター、新規事業開発部、知財管理などを担う技術・イノベーション部の3部門を統合する。統合により統括部は1200~1300人規模になる見通しだ。

東芝は研究開発部門を一体運営する体制に再編する。4月1日付で3つある本社の研究開発部門を社長直轄の新組織に統合。ヘルスケアや水素エネルギーなど複数の社内カンパニーにまたがるテーマの研究開発を一括して進める。東芝は半導体と原子力の両事業に収益を頼る構造が鮮明になっている。技術者や研究開発費を柔軟に運用できる体制にして新たな収益源の育成を急ぐ。
東芝は2014年度の連結営業利益が13年度比1割増の3300億円と過去最高を更新する見通し。ただ半導体や原子力などの電力・社会インフラが大半を占める。
3本目の柱としてヘルスケア分野などに期待しているが、ハードウエアとソフトウエアを融合した新サービスを生み出すには従来の縦割り組織では対応が難しいと判断した。東芝の総合力を生かせる研究開発体制に刷新する。
新設する「研究開発統括部」に基礎研究を担う研究開発センター、新規事業開発部、知財管理などを担う技術・イノベーション部の3部門を統合する。統合により統括部は1200~1300人規模になる見通しだ。