〔14.12.14.日経新聞:日曜に考える4面〕
今週(15~19日)の日経平均株価は、原油価格次第で神経質な展開になりそうだ。原油価格は先週、約5年7カ月ぶりの安値に下落。資源国の経済不安が意識され投資家は運用リスクを回避する姿勢を強めている。安全資産とされる円が買われれば、円高・株安につながる。年末休暇前に海外勢の手じまい売りが膨らむことも予想される。
前週の日経平均は乱高下した。好調な米雇用統計を受け、8日の取引時間中に約7年4カ月ぶりに1万8000円台に乗せる場面があった。だが原油安などを背景に週央は急落、3日間の下げ幅は680円に迫った。
もっとも足元の下落で相場の過熱感は解消されており、14日の衆院選の結果が想定内であれば、安定政権への期待が高まる場面もありそうだ。今週は国内外で重要イベントが相次ぐ。15日には日銀が全国企業短期経済観測調査(短観)を発表する。16日発表の12月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値次第では、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和期待が高まる展開が予想される。
今週(15~19日)の日経平均株価は、原油価格次第で神経質な展開になりそうだ。原油価格は先週、約5年7カ月ぶりの安値に下落。資源国の経済不安が意識され投資家は運用リスクを回避する姿勢を強めている。安全資産とされる円が買われれば、円高・株安につながる。年末休暇前に海外勢の手じまい売りが膨らむことも予想される。
前週の日経平均は乱高下した。好調な米雇用統計を受け、8日の取引時間中に約7年4カ月ぶりに1万8000円台に乗せる場面があった。だが原油安などを背景に週央は急落、3日間の下げ幅は680円に迫った。
もっとも足元の下落で相場の過熱感は解消されており、14日の衆院選の結果が想定内であれば、安定政権への期待が高まる場面もありそうだ。今週は国内外で重要イベントが相次ぐ。15日には日銀が全国企業短期経済観測調査(短観)を発表する。16日発表の12月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値次第では、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和期待が高まる展開が予想される。