ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

音が違う INGE BRANDENBURG

2009年03月19日 | 女性ボーカルB
(独)CBS/S62644/INGE BRANDENBURG/IT'S ALLRIGHT WITH ME/

一昨日にアップしたKARIN KROGもモノクロ写真ジャケですが、このアルバムもモノクロ写真ジャケです。女性ボーカルでモノクロ写真ジャケというとあるわ有るわアルワというぐらいありますね。ANNIE ROSS/ANNIE BY CANDLELIGHT,・ELLYN RUCKER/ELLYN・JUNE RUDELL/JUNIE・CYBILL SHEPHERD/VANILLA, その他にもINGA SWENSONやCLAIRE AUSTINやJOAN REGAN等々とまだ他にもあると思いますが、僕はこのモノクロ写真というのが好きであります。なぜかしらモノクロの方が自分で勝手に想像を膨らませて色が豊かに感じれるというか写真に奥深さを感じるんであります。
ミック・ジャガーに似たスリーブ写真の彼女のEPと同じように本アルバムのジャケットもどこかに迫力を感じますね。1965年録音のアルバムですが、以前は再発のSONORAMA盤で聴いていました。といっても数回聴いただけであまりピンと来なかったです。SONORAMA盤で聴いた時は全体の音がガチャガチャとした印象で落ち着いて聴く気分にならなかったという事もありますが、このドイツCBS盤を聴くと音が全く違うんですね。ぼんやりガチャガチャしていたのが一掃されてどの音もクリアーで粒立ちが良いという印象でドラムのハイハットの音なんかも生きてるっていう感じでその音を聴くだけで楽しめるという感じです。彼女の声はややハスキーでコシのある歌い回しと感じます。本アルバムのA-3のSUMMER TIMEやB-1のドラムとボーカルのバトルのようなIT'S ALRUIGHT WITH MEをお気に入りにしている方が多いようです。そりゃSUMMER TIMEは突き刺すようなフルート、IT'S ALRIGHT WITH MEは敲きまくるドラムそれぞれに伍して歌うインゲのボーカルですからそれはそれで素晴らしいのですが、僕個人的にはA面-1の C'EST LA VIEが出だしからスキャットで歌い出すのですが迫力があって好きですしB面-3のボッサ調でノリの良いOUT OF NOWHEREあたりが聴き易く特にお気に入りです。B-2のLONESOME ROADのバックの演奏も素晴らしいです。聴き所が多いアルバムで色んな楽しみが詰まっているアルバムだと思います。彼女以外のメンバーは、GUNTER HAMPEL(vibraphon,flute),BOBO STENSON(p), PIERRE COURBOIS(drums), VICKTOR KAIHAU(bass)。
↑こちらはSONORAMA盤のレーベルです。

収録曲/A面/1, C'EST LA VIE - VALSE HOT/2, ROUND MIDNIGHT/3, OUT OF NOWHERE/4, SUMMERTIME/ B面/1, IT'S ALRIGHT WITH ME/2, LONESOME ROAD/3, FALLING IN LOVE WITH LOVE/4, WHAT'S THE MATTER, DADDY