ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

JEAN HOFFMAN

2007年05月30日 | 女性ボーカルH
FANTASY/3260/JEAN HOFFMAN/SINGS and SWINGS

今日のジーン・ホフマンのジャケット写真をご覧になってどのようなボーカルを想像されるでしょうか?僕の主観で聴く前に想像したボーカルと収録されている内容やボーカルの差が相当に大きかったのが本アルバムです。彼女は1930年オレゴン州生まれで5歳から音楽を学びました。学生の時にピアノを学んだ先生に楽譜よりもリズムを大切にする考え方を学んだという事です。このアルバムは彼女のトリオによるピアノ弾き語りですが、ピアノ以外にも電気ピアノも使用しています。この電気ピアノというのは今のエレクトーンのようなものでもなく彼女が録音時に持参した携帯式の電気ピアノだとノートには書かれてありましたが、オモチャというとひどい言い方ですが単純な音が今となっては新鮮に聴こえます。彼女のボーカルですが見ると聴くでは大違いという典型です。ジャケットの写真を見ると歯を剥出した写真があまり良い印象を与えず太い声で張り上げて歌いそうですが、実際はそうではなくなぜか可愛いのです(笑)。このギャップにやられてしまいます、ピアノプレイもリズミカルでジャズテイストに溢れた演奏で, 何より魅力に感じるのは彼女がリラックスして歌いたいように歌い, 演奏したいようにピアノを弾いているような内容となっているように感じられ, その波動が伝わってきて聴いているこちらも不思議に楽しくリラックスしてくるのであります。どこかで見かけたら躊躇わずに入手されて是非聴いていただきたい一枚です。アルバムのどの曲を聴いても楽しめます。このFANTASYというレーベルは僕はLUCY REEDのTHIS IS LUCY REEDやビルエバンスの歌伴として有名なTHE SINGING REEDが思い浮かぶのですが、どちらもレッドビニールですが、本アルバムも赤盤となっています。当時のFANTASYでは赤盤がお約束だったのでしょうか。なお本アルバムは, 非常に良い録音で音に不満を感じることはないと思います。



収録曲
A面
1, DANCING ON THE CEILING
2, THE WORLD IS WAITING FOR THE SUNRISE
3, I'VE GOT IT BAD AND THAT AIN'T GOOD
4, WHAT IS THERE TI SAY?
5, MAKIN' WHOOPEE
6, SOMETIMES I'M HAPPY
B面
1, BLUEBIRD OF HAPPINESS
2, BEWITCHED,BOTHERED AND BREWILDERED
3, TIME WAS
4, YES SIR, THAT7S MY BABY
5, STREET OF DREAMS
6, MY BUDDY

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2 コメント

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ご無沙汰です。。 (rei_blue_sky)
2007-05-31 00:11:48
kuirenさん、私はブログの方がおろそかになってきてしまいました。。
最近では少しずつ歌わせてもらう機会も出てきたのですが、まだジャズの知識が浅すぎて大変です。
今後も勉強させていただきます~
JEANさん、確かに太そうな感じがします。違うんですね
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ご無沙汰してます (kuiren)
2007-05-31 08:54:08
>reiさん
おはようございます。
コメントありがとうございます。
最近はボーカルに集中して活動されているのでしょうか?
そのうち突然ご当地へ聴きに行こうと楽しみにしています。
貴ブログは拝見していますので、時間に余裕ができたら更新してくださいませ。


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