(Sweden)MEGAFON/MFEP11/SONYA HEDENBRATT/DU SONYA/7inch/
今日の主役は1931年スウェーデン生まれのボーカリストSONYA。SONYAをどう発音していいのか分からないままです。本業はシンガーだと思うけど映画にも出演していたようで、アクトレスとしても紹介されている。(天国のSONYAさん失礼しますが)ジャケ写真の彼女を見て若さとか美しさとかで勝負していない女性だと理解できるのではないだろうか? 同じようなタイプとして連想するのは日本代表としては天童よしみ、米国代表ではジャニス・ジャップリンJANIS JOPLIN。どの女性もお世辞にも美人とは言えないけれど何故かしら親近感を感じさせる。そして彼女達は容姿で補えない分、更に歌に磨きをかけ自身のボーカルで聴衆を引きつける力を伸ばしてきたのではなかろうかとさえ思えてくる。その反対は同じスエーデンのMONICA ZETTERLUND, 得してるなぁ~と思う。さてLPアルバムの話題で脱線してこのSONYAとMONICAが直接共演したわけではないと思うが同じイヴェントでステージに立って歌った曲が収録されているのが、(Sweden)GAZELL盤の“HAPPY JAZZ”というアルバム。こちらも近いうちに紹介します。7inchだが本アルバムは彼女の初アルバムと思っていたのですが、どうも間違いのようです。録音は1968年と思う(1962年と説明するお店もあった)が、どちらが正確かは知らない。彼女の別のLPアルバムではTON ART/SONYA HEDENBRATTも聴いてみたくなり注文したが、未だスエーデンから届いていない。本アルバムは英語で歌われる部分もあるが極く一部で基本的にスエーデン語で歌われているのが少し残念。これで英語で歌っていれば本アルバムは更に人気が出たろうにと思う。
バックを務めるのはJAN JOHANSSON TRIO。このスエーデンのピアニストも有名という事だけど、彼の他のアルバムを聴いていないので詳しく知らないが、歯切れの良いプレイで聴かせてくれる。そのピアノとドラム、ベースというバッキング。彼女のヴォーカルを聴くとA-1のPIAは歌い口がMONICA ZETTERLUNDを連想させる、これはスエーデン語で歌われているのもそう感じさせるのかも知れない。A-2のSA NARA SOM NUは英語ではTHE NEARNESS OF YOUだけどすべてスエーデン語、けれども静かな歌い出しから始めるが腹の底から津から強さを感じさせるようで、この収録曲はお気に入りです。盤を裏返してB面-1のKARS I TAKETはデキシー調というのかホンキートンク調というのか、いま一つ感じない部分もある。B-2のSA NARA SOM NU(英語でEMBRACEABLE YOU)がこのアルバムで一番出来が良いと思う。前半は英語で後半がスエーデン語で歌っている、英語で歌っている唯一の曲なので馴染みやすいのもあるだろうが大のお気に入り。シャウトしているわけでもないのに時々魅力的なハスキー・ヴォイスになるのも良い。サラ・ヴォーンの同曲も好きだが、こちらの一曲も秀逸の出来栄えで本アルバムを入手して良かったと思えた。
ジャケット裏には彼女のコメント付きサインがある。文面の内容は分からないが、あまりキレイでもない字で書いてある。その字を見ると大らかそうな人柄に思えてしまう。その中に62という数字があるので、ひょっとすると1962年の事だろうかと思う。もしそうなら録音或は販売は1962年という事になるが確証が持てない。本アルバム、冗談伯爵へ行った時に店主殿がカウンターの下から出してくれた一枚だった。恥ずかしい話だが、この7inch盤がいくらかしたか全く覚えていない。覚えているのは他の数枚との合計金額だけという相変わらずネジが緩んだオヤジです。
収録曲/1, PIA/2. SA NARA SOM NU(The Nearness Of You)/3, KARS I TAKET/4, EN BRA SABLA DU(Embraceable You)
追記訂正(2010.6.16)SONYAが彼女の初アルバムではないかと記述したのですが、METRONOMEから1955年に7inch盤が出ていました。こちらの彼女はさすがに若くジャケ写真ではキレイな女性に写っています。30歳前後から激しく太ったんでしょうね。
今日の主役は1931年スウェーデン生まれのボーカリストSONYA。SONYAをどう発音していいのか分からないままです。本業はシンガーだと思うけど映画にも出演していたようで、アクトレスとしても紹介されている。(天国のSONYAさん失礼しますが)ジャケ写真の彼女を見て若さとか美しさとかで勝負していない女性だと理解できるのではないだろうか? 同じようなタイプとして連想するのは日本代表としては天童よしみ、米国代表ではジャニス・ジャップリンJANIS JOPLIN。どの女性もお世辞にも美人とは言えないけれど何故かしら親近感を感じさせる。そして彼女達は容姿で補えない分、更に歌に磨きをかけ自身のボーカルで聴衆を引きつける力を伸ばしてきたのではなかろうかとさえ思えてくる。その反対は同じスエーデンのMONICA ZETTERLUND, 得してるなぁ~と思う。さてLPアルバムの話題で脱線してこのSONYAとMONICAが直接共演したわけではないと思うが同じイヴェントでステージに立って歌った曲が収録されているのが、(Sweden)GAZELL盤の“HAPPY JAZZ”というアルバム。こちらも近いうちに紹介します。7inchだが本アルバムは彼女の初アルバムと思っていたのですが、どうも間違いのようです。録音は1968年と思う(1962年と説明するお店もあった)が、どちらが正確かは知らない。彼女の別のLPアルバムではTON ART/SONYA HEDENBRATTも聴いてみたくなり注文したが、未だスエーデンから届いていない。本アルバムは英語で歌われる部分もあるが極く一部で基本的にスエーデン語で歌われているのが少し残念。これで英語で歌っていれば本アルバムは更に人気が出たろうにと思う。
バックを務めるのはJAN JOHANSSON TRIO。このスエーデンのピアニストも有名という事だけど、彼の他のアルバムを聴いていないので詳しく知らないが、歯切れの良いプレイで聴かせてくれる。そのピアノとドラム、ベースというバッキング。彼女のヴォーカルを聴くとA-1のPIAは歌い口がMONICA ZETTERLUNDを連想させる、これはスエーデン語で歌われているのもそう感じさせるのかも知れない。A-2のSA NARA SOM NUは英語ではTHE NEARNESS OF YOUだけどすべてスエーデン語、けれども静かな歌い出しから始めるが腹の底から津から強さを感じさせるようで、この収録曲はお気に入りです。盤を裏返してB面-1のKARS I TAKETはデキシー調というのかホンキートンク調というのか、いま一つ感じない部分もある。B-2のSA NARA SOM NU(英語でEMBRACEABLE YOU)がこのアルバムで一番出来が良いと思う。前半は英語で後半がスエーデン語で歌っている、英語で歌っている唯一の曲なので馴染みやすいのもあるだろうが大のお気に入り。シャウトしているわけでもないのに時々魅力的なハスキー・ヴォイスになるのも良い。サラ・ヴォーンの同曲も好きだが、こちらの一曲も秀逸の出来栄えで本アルバムを入手して良かったと思えた。
ジャケット裏には彼女のコメント付きサインがある。文面の内容は分からないが、あまりキレイでもない字で書いてある。その字を見ると大らかそうな人柄に思えてしまう。その中に62という数字があるので、ひょっとすると1962年の事だろうかと思う。もしそうなら録音或は販売は1962年という事になるが確証が持てない。本アルバム、冗談伯爵へ行った時に店主殿がカウンターの下から出してくれた一枚だった。恥ずかしい話だが、この7inch盤がいくらかしたか全く覚えていない。覚えているのは他の数枚との合計金額だけという相変わらずネジが緩んだオヤジです。
収録曲/1, PIA/2. SA NARA SOM NU(The Nearness Of You)/3, KARS I TAKET/4, EN BRA SABLA DU(Embraceable You)
追記訂正(2010.6.16)SONYAが彼女の初アルバムではないかと記述したのですが、METRONOMEから1955年に7inch盤が出ていました。こちらの彼女はさすがに若くジャケ写真ではキレイな女性に写っています。30歳前後から激しく太ったんでしょうね。