ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

HELEN MERRILL Della PRIMAVERA

2009年04月08日 | 女性ボーカルM
先日、父親が楽しみにしていた桜見物にやっと出掛ける事ができました。玉野市の深山公園へ行ったのですが土日を避けて平日に行ったののもかかわらず、見物の人出が多く春の桜の人気は国民的行事みたいなものですね。満開の桜を見ると元気をもらえるような気がします。父もきれいな桜を見て気力を充実してくれたのではと思っています。もう数年で父も90歳になりますが祖父の年までは元気でいて欲しいと思います。

EMARCY/MG-36057/HELEN MERRILL/WITH STRINGS/
春爛漫の中でのヘレン・メリルという事で“WITH STRINGS”なんですが春と直接関係はありません。が実はこの一枚は同じヘレンのATCO/AMERICAN COUNTRY SONGSを海外で約20ドルぐらいで買付け送付してもらったのですが、その梱包の中に同送されていた一枚なんです。同送というより保護台紙替わりとしての使われ方をしていました。ジャケットの上下にはべったりとテープが貼られていました。が上手くやればテープは取れるんじゃないかと時間をかけて試した結果、写真のようにジャケットを傷つける事もなく何とか取れてしまいました。上下が傷んでいるのはテープを張る前からのものです。盤の状態は軽いスリ傷はありますが、パチパチと雑音が入るような事もなく聴けます。
裏面は経年相応の変色やシミがありますが、我慢できる範囲に収まっていますし、インナースリーブも有りました。有難い事です。以前から一番下の写真のレーベルの盤を所有していたのですが、こちらの小ドラマー盤の方が先輩ですから無料でいただいたのは嬉しかったですね。春の喜びとして表題としました。レーベルの事にはからっきし薄学の僕なんですが、この小ドラマーのブルーレーベルはオリジナルという事でいいんでしょうか?もしオリジナルであればさらに嬉しさ倍増なんですが、マトリックスはMF1とMF2ですから多分オリジナルとは思うのですが自信がありません。セラーには品物が到着した時にサービスしてくれて有難うとお礼のメールを入れましたが、その後に間違い出荷したから返せとも言ってきませんから頂だき完了しているという認識です(笑)
本アルバムは皆さんご存知のとおり彼女の1955年発表のセカンドアルバムですが、ファーストアルバムの威光が凄過ぎてどちらかというと割りを喰ってるアルバムでしょうか。でも本ジャケットは構図が素晴らしく彼女の表情もこれまた良い雰囲気でお気に入りです。またジャズ硬派の人からはストリングス物は敬遠され勝ちにもなっているかも知れませんが、ことボーカルはストリングス物が敬遠されるという事はないと思っています。アルバム全体を通してリチャード・ハイマンのストリングスに乗ってしっとりと情緒たっぷりに歌われています。HANK JONESのピアノやMINT HINTON(b), SOL GUBIN(ds), BARRY GALBRAITHのギターなどはあまり前に出てきませんが、ところどころでソロもとっています。本アルバム中での、僕の特にの一番お気に入りはA-2のAnything Goesとにかく歌い振りがカワユイです、歌い終わった時の“Anything Goes・・・BABY”というセリフが可愛くて可愛くて, 思いっきりやっつけられます。B-3のJust You, Just Meも茶目っ気を感じさせる歌い口で大好きですね。やはり女性ボーカルは若い時の方がええですね、ボーカル・フェチ親父の僕としては。  と言う事で・・・お休みなさい。
↑以前から所有していたセカンド?サード?のレーベルです。

収録曲/A面/1, Lilac Wine/2, Anything Goes/3, Mountain High, Valley Low/4, Beautiful Love/5, Comes Love/6, End Of A Love Affair /B面/1, When I Fall In Love/2, The Masquerade Is Over/3, Just You, Just Me/4, Spring Will Be A Little Late This Year/5, You Won't Forget Me/6, Wait Till You See Him/

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うしろ姿 (riri)
2009-04-19 20:16:55
kuirenさんのお父様はもうすぐ90才ですか。失礼ながらお父様のうしろ姿になんともいえない哀愁とも違うなんとも説明できない雰囲気を感じます。

私の父は72歳なんですが、あっちが痛いこっちが痛いと言いつつ元気に働いて(農業)毎晩ちょっとの酒で管を巻いております。母がこれからはゆっくり旅行でも・・という年齢で亡くなってますのでkuirenさんのお父様のうしろ姿を拝見しておりますと感慨深いものがあります。

今も隣の隣の部屋でちびちびやっております。私は父とは喧嘩ばかりでどうしようもありません。感謝はすれど素直に表現できませんねぇ・・・。

返信する
ありがとうございます (kuiren)
2009-04-21 19:17:48
ririさん

こんにちは

心温まるコメントをありがとうございます。
僕は父とは口喧嘩もした事はないように思います。
ほめられた記憶もありません。仕事を始めてからは小言を
言われなければ満足しているんだろうと考えていました。

父は先の大戦で満州へ行き帰国したすぐ後で結核になり近くのお寺のお堂で長く療養していたそうで、有効な薬もない時代に何とか生きながらえた一人です。そのお寺のお堂で布団を並べて何十人も寝ていたそうですが、半数以上は亡くなったそうです。
昔の死に病であった結核から生き延びた後に結婚しましたのでかなり遅い結婚だったようです。

めったには笑わない父ですが、まだまだ元気でいて欲しいです。
返信する
どこも似たような話ですね。 (riri)
2009-04-25 09:28:14
おはようございます。
栃木は雨です。寒いです。ハウスの稲の苗はチョロチョロと芽が出てきました。5月中旬には田植えが出来そうです。

kuirenさんのお父様は満州帰りですか・・・。私の祖父はやはり徴兵で南方へ行ってます。ですが肺を壊して家に帰ってきました。肺壊疽という病気で戦時中に30代で亡くなってます。当然ながら私は祖父のことはわかりません。

食料事情、医療ともに最悪の時代だったんですね。

あの時代があってこその平和な日本。大切にしたいです。

返信する