ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

雰囲気のある LISE REINAU

2011年01月02日 | 女性ボーカルR
新しい年が明けました。おめでとうございます。紹介したいアルバムはまだ多少なりともあるのですがプライベートでのやらねばならぬ事が多くなりそちらへ手がとられている日が続いています。 昨年半ばからブログ更新もできないにもかかわらず毎日たくさんの方に訪問していただき有り難うございます。

(Denmark)METRONOME/LRM701/LISE REINAU/ATMOSPHERE/STEREO録音
彼女は1933年生まれで1950年台後半からシンガーとして活動。デンマークでは人気もありよく知られているシンガーだけど日本ではあまり知られていないようで紹介される機会も少ない。

ジャケットに使われた写真とそれを撮影している様子を後ろから撮ったスナップ写真がジャケ裏に載せられているのも興味深い。毛皮着てGERHARD SIELING(クラリネットと一緒に写真が撮られているからそう思ったのだが、実は僕は彼を知らないのである。)を足で抑えつけているという写真は、男性保護団体(そんな団体が最近はできたという噂を聞くが?)に見つかると問題になりそうな写真だ。このジャケ裏の写真を見ると僕はマゾッホ原作の“毛皮のヴィーナス”を思い出した。踏みつけているLISEの冷静な表情と下になっているGERHARDの照れたようで嬉しそうにも見える表情がおもしろいジャケ写真です。

1965年発売の本アルバムは彼女のLPとしては初アルバム。彼女のアルバムの中では最もジャズサイドの一枚と言われている。僕が所有している彼女のアルバムはこれ一枚きりなので他は聴いていないが、ポップも歌っていた彼女なのである程度は想像がつくような気がしてます。英語で歌われているのですが彼女のボーカルの佇まいというか、アルバムのタイトルどおり雰囲気が実に心地良いアルバムでどの曲を聴いても良いが、特に好きなのはA-4からA-7あたりかなぁ。GOODY GOODYは曲自体があまり好きじゃないけどは彼女のが今までで一番好みです。また改めてクラリネットと女性ボーカルというのは大体にして相性が良いと思える一枚です。どこかでこのアルバムを見かけたら入手される事をお薦めします。価格も高くなくボーカル好きな人なら後悔は無いと思います。(レーベルの写真を撮り忘れたので取り直そうと思ったところカメラを家人に貸してやって手元にないので後日に載せます)

パーソナル;LISE REINAU(vo), GERHARD SIELING(clar), STENN HOLKENOV(p), OLE OUTZEN(g), ERIK SMITH(b), ALEX RIEL(ds)

収録曲/A面/1, SAY BOOM BOOM/2, DO IT AGAIN/3, GOODY GOODY/4, I'M SORRY FOR YOU BABY/5, I'VE HEARD THAT SONG BEFORE/6, MY FOOLISH HEART/7, I CONCENTRATE ON YOU//B面/1, YOU MUST HAVE BEEN A BEAUTIFUL BABY/2, ANYWHERE/3, BLUESETTE/4, IDLE GOSSIP/5, GIPSY IN MY SOUL/6, ATMOSPHERE/

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2 コメント

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今年もよろしく (冗談伯爵)
2011-01-04 15:17:59
更新を楽しみにしてました。
デンマークではBirgit Lystagerに並ぶ歌手ですね。
Liseのほうが少しジャズっぽい?ですね。
近年ボッサを歌っている曲がDJの若者にも知られるようになりました。
私事ですが、2月末で閉店することになりました。これからはゆっくり家でJAZZを聞こうと思ってます。
またよろしくお願いいたします。
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残念です (kuiren)
2011-01-04 21:24:55
新年おめでとうございます。

こちらこそ今年もよろしくお願いします。ですけど2月末で閉店ですか!!名店が少なくなっていくのが本当に淋しい限りですが、お決めになった事なので致し方ありません。

今月か2月には必ずお邪魔します。
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