ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

ジャケ美人のJUNE RIDELL

2009年01月07日 | 女性ボーカルR
VIDO/401/JUNIE RUDELL/SINGS FOR THE GOURMET/

本日のアルバムは以前(2006年)にアップしたのを書き直しジャケ写真も撮り直したものです。

今は大変残念ですが閉店してしまった大阪のBIG PINKという中古レコード専門店でアルバムの写真に惹かれて購入しました。ちなみにこのお店ではジャズのレコードが豊富でオリジナル盤と廉価版が分けて置かれオリジナル盤のコーナーの方が再発盤や廉価盤よりもスペースが大きく取られていたという大変貴重なお店でした。いまだに閉店が惜しいです。このジューン・ルーデルのボーカルは落ち着いた声ですがよく伸びるところもあります。ジャケット写真を見ると、彼女の濡れた感じの唇とキラッと輝く瞳が魅力的ですね。彼女は家族と共にトランポリンのアクロバットチームで巡業したりしていたらしいですが、歌手に転向しハリウッドやラスベガス等のホテルラウンジで人気を博したとライナー・ノートにあります。それにしてもトランポリンのアクロバットから歌手へ転身とは想像できないですが。このアルバム入手した時は意識しなかったのですが最近になって見かける事が少なく結構レア盤なのかなぁ~と思っていると、あるオークションで数万の値で落札されビックリしました。彼女のボーカルはやはりクラブ・シンガーによくあるタイプで、時にオーバー・デコレートではと感じる部分もあるのですが、しっとりとスローに歌うA-6のTHAT'S ALLや、導入部も素晴らしいB-4のDO IT AGAINやBYE BYE BLACKBIRDの前半部分が好きですね、BYE BYE BLACKBIRDは途中から変調してにぎやかな曲になる部分はちょっと苦手ですが。1962年に収録されたアルバムのようですが、ジャケット裏には彼女のサインと演奏者二人のサインがあります。こういう為書きに相当するサインは販売するお店は一般的には嫌がられるらしいのですが、僕にとっては彼女の肉筆だと思うとより身近に感じられて嬉しいものです。それにしてもVIDO RECORDSというレーベルがこれまた分かりません。彼女が主に活動していたHollywoodかLas Vegasの小さなレーベルじゃないかと想像するのみです。バックの演奏者で氏名が分かるのは次のとおりです。JUD DE NAUT(b), DON BEAMSLEY(p), BOB BAIN(g), FRANK FLYNN(pecussion & vib), その他ドラム(氏名不詳)ドラムはちょっとイモっぽいのが気になります。ところでジャケ写真は魅力的なのですが、裏の写真はアクの強い表情でしかもちょっと歳を重ねた感じの写真で、表と比べるとやや不満です、とは言うもののやはり美人ではあるのですが。顔グルメの方にはお薦めしたいアルバムです。


収録曲 /A面/1, I GET A KICK OUT OF YOU/2, PET ME, POPPA/3, ADVICE TO THE LADIES/4, BLAME IT ON MY YOUTH/5, ACE IN THE HOLE/6, THAT'S ALL/B面/1, HARD HEARTED HANNAH/2, BABY,BABY,ALL THE TIME/3, BASEBALL WIDOWS LAMENT/4, DO IT AGAIN/5, COTTON FIELDS/6, BYE BYE BLACKBIRD/

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