ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

Carmen McRae

2006年05月17日 | 女性ボーカルM
BETHLEHEM原盤でCarmen McRaeの“CARMEN MCRAE”1954年録音で、本アルバムはコロンビア国内盤です。色んな発音をしている口というか唇に少しインパクトを受けますが、それもお楽しみの一つと思います。暇があれば、この唇の縦皺を数えるのも一興かも(阿呆のコメントですので無視して下さい) 彼女は1921年にNYに生まれ、はじめピアノを学び前テディウィルソン夫人のアイリンウィルソンにピアニストとして認められベニーカーターやカウントベイシーのバンドで'40年代にはピアニストとして演奏したらしいです。'40年代の終わり頃にケニークラークと結婚して引退。しばらくして歌手生活に戻ったのですが、このブランクがあった為に人気が出るのが遅くなりました。彼女はジャズピアニストでしたから歌の崩し方が抜群でフレージングが美しいと思います。ボーカルというのは歌っている人間の人柄や個性というものが歌に出てくると思いますが、そういうのは本来ならば目の前のステージでそれを感じる事が一番の喜びでしょうが、それが適わぬ時はスピーカーを通じてのしゃべりや歌詞にどのような気持ちを込めているのか推し量ることで感じ取れれば嬉しいところです。そういう意味で彼女は暖かい人柄じゃないだろうかと推測しているのですが。美人でもないですがそう感じられます。

パーソナルは, Carmen McRae(vo), Mat Mathews Quartet and Tony Scott Quartet となっていますが、このMat Mathews Quartet にハービーマンとか彼女と当時結婚していたケニークラークの名前も有ります。

収録曲
A面
1, EASY TO LOVE
2, IF I'M LUCKY
3,OLD DEVIL MOON
4,TIP TOE GENTLY
B面
1, YOU MADE ME CARE
2, LAST TIME FOR LOVE
3, MISERY
4, TOO MUCH IN LOVE TO CARE

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