ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

NICKI PARROTT

2008年04月03日 | 女性ボーカルP,Q
VENUS/TKJV-19194/NICKI PARROTT/MOON RIVER/

こういう最新録音の新しいシンガーのアルバムを聴くのも購入するのも本当に久し~い振りです。地元のショップであまりこれというアルバムがなかったので店の壁に並べてあったこの一枚は女性ボーカルだと教えてもらい, 聴いてみようかと購買決意にいたりました。なんでもベースを弾きながら歌うんだという説明をうけ、そういうシンガーも珍しいなぁと記憶に残りました。ライナーノートを参考にさせていただくと、彼女は2000年以来レス・ポールのバンド・メンバーで毎週月曜日にニューヨークのジャズ・クラブであるイリジュウムでのライブで歌も歌っているそうです。レス・ポール氏もお元気なんですね、92歳だそうです。イリジュウムの前は何度か通ったけど素通りしたのは今でも後悔しています。このアルバムの内容ですが録音は良いです、良過ぎて物足りないぐらいです(なんの事やら?) ヴィーナスのハイパー・マグナム・サウンドですからと言ってもその理屈は分からないんですが。女性のベーシストというと指力が足らずフニャっとしたベースの音かと想像していたのですが、A-2の IS YOU IS OR YOU AIN'T MY BABY?の出だしを聴くとしっかりと弾かれていると思いました、ただボーカルを始めるとベース演奏だけに力を注げない為か若干力強さが薄れるような気がします。彼女の歌い回しはハスキーな声で囁くというよりももう少し歌います、そしてそれが甘さと艶やかさを感じさせるボーカルです。彼女はボーカルに専念した方がさらに磨きがかかってこれから魅力が増していくのではないかと感じたのですが。このアルバムではバックのメンバーの演奏も彼女のボーカルをしっかりと支えてジャジーな一枚に仕上がっています。

パーソナル:NICKI PARROTT(vo. b), HARRY ALLEN(ts), JOHN DI MARTIN(p), PAUL MYERS(g), BILLY DRUMMOND(ds)

収録曲/A面/ MOON RIVER/ IS YOU IS OR YOU AIN'T MY BABY?/ SAY IT ISN'T SO/ YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO/ CRY ME A RIVER/B面/ TAKIN' A CHANCE ON LOVE/ I DON'T KNOW ENOUGH ABOUT YOU/ MAKIN' WHOOPEE/ WHAT A DIFFERENCE A DAY MADE/ BESAME MUCHO/

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