ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

JULIE ROGERS

2007年11月21日 | 女性ボーカルR
英MERCURY/20048 MCL/JULIE ROGERS/THE SOUND OF JULIE/

このジュリー・ロジャースというシンガーは1943年英国生まれでまだ健在で現役シンガーとして活躍しているはずです。彼女の公式HPを訪問したのですが、一気に歳を召された彼女を見て現実を知らされました、若い時の彼女のイメージ(すなわちジャケット写真の彼女のイメージ)しかなかったので、そのギャップに浦島太郎になった気分を味わいました(笑)
僕は彼女のアルバムとしてはもう一枚MERCURY/MG-209 81/JULIE ROGERS/JULIE ROGERSを持っているのですがジャケットは断然本アルバムが好きなので、こちらを紹介します。また記憶がないのですが彼女の最大ヒット曲は“ラ・ノビア”だそうで世界中で1200~1500万枚が売れたそうですが、この曲はトニー・ダララという歌手のヒット曲と思っていましたが? よく分かりません。
本アルバムの内容ですが, 彼女はいかにも英国調の発音できちんとした発声をするボーカリストのように聴こえます。かなり高音まで声はよく伸びますが少し無理してるかなという感じもあります。彼女の持ち味は中低音で、そこでは余裕と包容力のある歌い回しを楽しませてくれます。A-2のLOVE LETTERSはジュリー・ロンドンの同曲は湿った味わいですが、彼女のは熱情が迸っているラブレターです。軽快に歌うA-3のTOO CLOSE FOR COMFORTはビックバンドと彼女のボーカルがマッチして雰囲気を盛り上げてくれます。A-4のYOUNG AND FOOLISHはロマンチックに歌い綴っています。楚々として歌い始めるB-1のI'LL BE AROUNDやスイングして歌うB-2のSOMETHING'S GOTTA GIVEあたりも僕は好きな収録曲ですが、B-4の BUT NOT FOR MEが一番ジャズテイストがあるように感じてお気に入りです。この曲を聴くと上手いシンガーだなぁと思ってしまいます。このアルバムで最もしっとりと歌うB-5のIN THE BLUE OF THE EVENINGも聴けますです。

JOHNNY ARTHEYによるオーケストラとコーラス伴奏
収録曲
A面
1, FRIENDLY PERSUASION
2, LOVE LETTERS
3, TOO CLOSE FOR COMFORT
4, YOUNG AND FOOLISH
5, WE'LL BE TOGETHER AGAIN
6, HOW SOON
B面
1, I'LL BE AROUND
2, SOMETHING'S GOTTA GIVE
3, WHERE WALKS MY TRUE LOVE
4, BUT NOT FOR ME
5, IN THE BLUE OF THE EVENING
6, A HOUSE IS NOT A HOME

最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
買いました (sabonchi)
2007-12-10 23:52:57
このHPを見てたまたまタイミングよく出物があり運良く安く手に入れることが出来ました。
やっぱヴォーカル好きとしては聴いたことない歌手には興味ありますよね。スタンダードも多いしジャケもいい!紹介文も好意的とくれば手に入れるしかありません。落札してから約2週間、結構じらされました。
「ラヴ・レター」のアレンジにはちょっと違和感を感じました、ポップなアレンジはちょっと苦手。次の「トゥー・クローズ~」のスウィンギーな4ビートにちょっと安心。続くバラードと、メリハリのある選曲ですね。基本的にはドラマチックに歌い上げる歌手は苦手なんですが許容範囲だったです。一通り聴いただけですが一番良かったのは「イン・ザ・ブルーオブ・ザ・イヴニング」だったですね。抑えて唄うバラードがやっぱイイです。長年ジャズを聴き続けてきた初心者ヴォーカル・ファンの私としての基準は4ビートのスウィング感とバラードの感情でしょうか?
ともあれ、個人的に当たりハズレは覚悟の上でいろいろ紹介して頂けることは感謝しています。そして読んでみて、実際聴いてみて、みんな好みや感じるものが違うってことが面白いですよね。これからももっともっと未知の音源を紹介して頂けること期待しています。
返信する
追伸 (sabonchi)
2007-12-10 23:59:27
レコード番号 131 201 MCL とありましたがステレオですか?私のは 20048 MCL モノラル盤でした。
返信する
こんにちは (kuiren)
2007-12-12 11:28:13
sabonchi様

コメントありがとうございます。
またレスが遅くなり失礼しました。
今、出張で中国(中獄と酷評する人もいますが、わかる気もします)へ来ており少し田舎へ入ってきてますので、ネット事情が悪くここ2日間ほど、自分のページもチェックできませんでした。

ジュリー・ロジャースのレコードをご入手されたとの事でおめでとうございます。
このアルバムも超レア盤まではいかないと思いますが、ミニレア盤ぐらいには位置するんじゃないかと僕は思っています。
英国盤はあまり流通していませんから。

帰国しましたら、ブログ更新しますので今後ともよろしくお願い致します。

それからレコード番号とステレオもしくはモノかとのお問い合わせですが、後日になると思いますが、覚えてなくて恥ずかしいのですが再確認後に報告させていただきます。
返信する
お気を付けて (sabonchi)
2007-12-13 00:01:20
グローバルにご活躍のご様子ご苦労様です。出張先でもHPをチェックされているとは敬服いたします。レスは急ぐ必要はありませんのでお気になさらず、若者の携帯メールとは違いますので余裕のある時ごゆっくりで結構です。こちらも気が向いたとき気まぐれにコメントしていますので。ただ好きな世界で会話出来ることだけで満足しています。
返信する
番号 (kuiren)
2007-12-17 00:20:09
>sabonchi様

こんばんは
やっと帰ってくることが出来ました。
またお気遣い有難うございます。

出張先は相変わらず寒いところです、身も心も(笑)。
モグラ叩きに疲れてスナックのニセ酒でウサをはらす駐在の方も多いと思います。

お尋ねの番号ですが僕のも20048 MCL/モノラルです。
上段に20048MCLで下段右に131 201 MCLとあったのでそちらを書いたようです。
よく見るとジャケットにも小さく20048 MCLと書かれていました。

ブログの記事は訂正しました。ありがとうございました。

返信する