ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

June Vall

2006年04月04日 | 女性ボーカルV
RCA盤の国内ビクターからの再販盤ですが、JUNE VALLIの“THE TORCH”1955年録音です。TORCH SONGと言えば失恋の歌を歌っているわけですからオリジナルも同じかどうか分りませんが、このアルバムの彼女の顔には涙を流しているように写真に加工が施されています。これが田舎臭いというか現代ではお笑い物でしょう。彼女は1930年にNYのブロンクス生まれで高校卒業後に繊維会社に就職しましたがボーカルのレッスンを受けていたらしいです。1951年のアーサーゴッドフリーが司会を勤めるラジオ番組タレントスカウトショーに出て優勝し、プロ歌手としてデビューしたという事です。私も子供の頃に聞き覚えの有るクライング イン チャペルは彼女のヒット曲らしいです。彼女のアルバムはこの"The Torch"が唯一のアルバムとなっています。きれいに歌い上げるタイプで情感を込めて大らかに歌います。全体的に非常にオーソドックスなスタンダード集となっています。アレンジはJOE REISMANによるオーケストラ伴奏です。

収録曲は
1. One for My Baby
2. I Got It Bad and That Ain't Good
3. My Man
4. Stormy Weather
5. You've Got Me Crying Again
6. Can't Help Lovin' Dat Man
7. But Not for Me
8. Bill
9. All Alone
10. I Get Along Without You Very Well
11. Body and Soul
12. Don't Take Your Love from Me  となっています。

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