三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

きりたんぽ染みる秋口

2011-10-24 10:41:42 | 作りました。
〈10月15日の食事〉
朝:フルーツグラノーラ+牛乳
昼:玄米ご飯 鮭の塩麹漬け焼き ニンジン炒り煮 白菜のおかか和え たまごとワカメの味噌汁
夜:きりたんぽ鍋 スモークサーモン

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しかし何故私はこんなにも鍋のレイアウトを汚なくするのだろうか。
料理グラビアから限りなく程遠いビジュアル…これでも職業、デザイナー…

と、突っ込みしろは山ほどあるのだが、とるもとりあえず、きりたんぽ鍋を作った。
秋田のアンテナショップに行って来て、きりたんぽを買ったのである。

きりたんぽ鍋は昔友人宅でいただいたような記憶があるのだが、いかんせん味の記憶はおぼろだ。
よってネットで検索して出たレシピに従った味を正確とする。
私の未知なる料理に対する接し方はだいたいこうである。

味付けは鶏ガラスープ、醤油、みりん、酒。
ほほう、出汁は昆布やら鰹節やらじゃないのだな。
鶏ガラスープは中華調味料コーナーで買ったアレでいいのだろうか…。

基本の食材はきりたんぽの他、比内地鶏にゴボウ、マイタケ、しらたき、ネギ、セリ…といったところが定番らしい。
これを前述のスープが煮立った中に入れて更に煮るだけ。
あっけない程簡単に出来てしまった。

食べた結果はと言えば、美味いのだ。
比内地鶏などではなく、その辺の国産鶏ももだし、具材もところどころ端折っている。
創意工夫など1ミリもしていない。
それで美味しくなるなんて、鍋料理の凄さであり、悔しさである。
普段のある程度工夫している料理ってなんなんだ。

なんだかなあと思いつつも、美味しく完食。
肌寒くなってきた秋口の懐に、優しく染みた。
きりたんぽ、また買ってこよう。
今度は田楽風のも作ってみたい。
そして、きりたんぽ鍋もまた作ろう。
温まろう。