
信州から戻ってきたら横浜の我家の庭は、夏は来ぬという歌ではないが卯の花が咲き乱れていて、今年は早くも夏バージョンの花の季節に移っているようです、上空のほうの樹木の葉も繁ってその下は日当たりが悪くなって、今の花が終わるころにはエビネなどの特に日陰を好む植物だけが咲いてくれるだけになります。それにしても今年の庭ではスミレ類だけがあまり出てこなかったのはなぜだろう、花も見られなかった。
現在は卯の花、ヒメウツギが真っ盛りです、歌には匂う垣根となっていたが、僕の鼻が悪いのか匂いませんね。半日陰でも元気に咲きます、枝が地面についていると根が出てきて、別の場所に植替えが簡単で増やせます、花が終わったらグランドカバー風に切り詰めて増え過ぎないようにも。
ヒメウツギは旧暦卯月に咲くことから卯の花
ユリ科の植物が3種類、ホウチャクソウ、キバナホウチャクソウ、ナルコユリです、これらは半日陰を好むので庭では繁茂します、中でもホウチャクソウは増え過ぎで間引いています。
ホウチャクソウ
キバナホウチャクソウ
ナルコユリ
グランドカバーにいいかと庭の各所に植えてあったタツナミソウも繁殖力が強いですねぇ、これは日なたと日陰を構わずに育っていて、特に日当たりがいい場所では大きくなってしまってグランドカバーとは言えなくなって、花が終わったらこれも切り詰めるつもり、紫と白の花があります。
白花のほうが少ないが
蔓性のツルニチニチソウはこれも繁殖力が強いので庭のほうに伸びないように注意、隅っこの一部に生かしていますが花はきれいですね、もっと多く咲けばいいのですが花数は少ない植物です。
シラユキゲシも根を延ばして増えてきてしまって各所に出没、我家のような半日陰が適しているようです、これも増え過ぎないように管理しないといけませんね。
シャガも日陰の植物ですが日当たりが適度にあるほうが花を咲かせるようです、南側の小さな庭のほうに植え替えて日が当たるようになってからは毎年咲くようになって、今年はもう花は終わりかけとなってしまいました。
シロヤマブキの花ももう最終段階です、ヤマブキといってもこちらは四弁の花で五弁のヤマブキとは違い種もできた増えるようです、いずれも半日陰の植物でバラ科ということですが属が違うそうですが、バラ科で四弁というのは不思議。
最後は赤い花に遅れること半月ほどで咲いた白花のボケ、これは八重咲でしたね、ここ数年は咲かなかったのに今年は久しぶりで一輪だけ咲いた、ボケは日陰は好まないみたいで赤でも花の数は少なかった。
前回に軽井沢の花をアップしたが、あちらは横浜よりも一ヶ月は遅れて育つのでこちらでは3月に咲いていたものがやっとという状況でした、いずれにしても春から初夏にかけてが一番花が多い季節、横浜ではこれで今年の初夏の花が終わって5月以降は信州での花が楽しみとなります。