
瀬戸、美濃の古い土物の焼物ではやや大振な石皿なども僕の好みである。やや新しい大型の片口鉢と共に花活けの水盤として使っている。
二つとも骨董市で買ったものだが何処でだったかの記憶はなく、何分にも昔なので値段もよく覚えていない代物。瀬戸の石皿は最近でも骨董市などで時々見かけるが無造作に床に置かれていて欠けやヒビがあるものがほとんど、無傷なものは少ないのだが、冒頭写真のものはあまり使われていなかったらしく完品。よくこれに寿司など乗せたらいいなどと聞くが商売でもなければ適わないし、重いから扱いにくい大皿ではある。以前に惣菜屋で使われているのを見たこともあるが、それは上手い演出で馴染んでいたな。ということで我家での出番は花活けの浅い水盤として時々に。
もう少し深い水盤にはこれも瀬戸の大片口鉢、こちらも1升ぐらい入るから大きすぎて器には使っていない。活ける花によって使い分けるのだけれど、最近はお客さんもあまりしないから仕舞われたままとなってしまった。