ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

コストコの安ワイン飲み比べ

2017-02-01 16:27:32 | グルメ・酒・ワイン

 ここ2ヶ月半ぐらいで飲んで、僕の勝手な評価ながらまだ書いていなかったワインについてのコメントを、コストコのワインをメインに列記しました。これは大酒飲みでボケじじいとなってしまった僕が、日本酒でも水みたいな酒は酒にあらず、クドすぎるのも困るけれど薄いのよりはマシ、酒ならシッカリした味わいがあって、醸造法の良さに加えて熟成によるいい風味が出ていれば最高という、自分なりの好みで記していますから悪しからず、人によっては異論もあるでしょうから。保存やヴィンテージだけでなく一緒に買った同じワインでも日によって確かに違って感じることもままあり、あくもでもこれらを飲んだ時の感想で、いつも酔っぱらっているからこんなだったなという簡単なコメントしか書けませんでしたが。

カサ・ラポストール・メルロ 2013 698円

 フランスの老舗がチリで作っているとPRが書かれ、ネットで売っているよりかなり安いので期待したが、チリ産なのにやや地味なフランスワインらしいのは作り手によるものか、抜栓した日はバランスはいいが地味な味わいで普通版のフランスものみたい、二日目にはやや開いてきたがソコソコまでで、これがネットで2500円で販売している業者があるのが信じられない。

                       

リンデマンズ プルミエコレクション シラーズ・カベルネ 2015 498円

 コストコではオーストラリア産の格安ワインは珍しいのでまずは味見のためと買ったもの、味のバランスはいいが樽熟成からくるコク風味はない、値段からすればかなり健闘していると言えるが、ちょっとでもいいから片鱗が欲しい感じ、やはり値段相応というべきか。

                      

ウルフ・プラス・ベースボール・シラーズ イエローラベル 2015 780円

 コストコで新規PRしていたので780円はサービス価格だったらしい、飲んだとたんにカラメル味系だというぐらい濃い甘さがしてクドイぐらい、同じオーストラリア産でよく見かけるイエローテールもこんなだったと思うが飲み飽きするタイプですね。二日目にはやや柔らかくなったがそれでもいかにもニューワールドの濃さを主張している、味自体はこのくらいキツクても僕にとっては問題ないが、樽香が感じられないので自分の好みからはイマイチというタイプだ。

                       

VINEA FINCA MUSEAM 2013 1098円

 文句なしに美味しいワイン、最初はちょっと強めに感じるが徐々に馴染んだコクに変化、二日目も大きくは変わらない味で、樽熟成がシッカリしているところが僕の好み。レシートにはバロン・ド・レイとの表示があったがラベルの下にはFINCA MUSEUMの記載があって、バロン・ド・レイとはどういう関係なのか。これはバロン・ド・レイをあとで飲んでみて似かよった味だと、コストコではその後この瓶は見かけないが、同じ醸造元のラベル違いですかねぇ。

                       

バロン・ド・レイ レゼルヴァ 2010 1098円~1288円 コストコは値段はよく変わっています

 スペインワインは長熟成なのに安いところがいいところ、これも樽熟成風味も加わって美味しい、あけたばかりは硬い感じであったが特に二日目は丸みも加わっていい味わいに、VINEAに比べると似た味わいながらやや強いのかも、上のワインとはどういう関係でしょうかねぇ。

                      

ボローリ バルベーラ ダルバ クアトロ フラテッリ D.O.C 2013 1098円

 非常に飲みやすいワインでバランスと柔らかさから女性に喜ばれそうな味わい、熟成によるコクがないところは僕の好みとは外れるものの、素直にデイリーで飲めるというようなワインだがちょっと高めか。

                      

オールド ノースロード ピノ・ノワール 2015 588円

 樽熟成のコクや味の厚みは全くないが、飲みやすい軽めのワインでイヤミがないのは取柄ではあるが僕には軽すぎる、ただしオーストラリア産なので果実味がややあってフランス産よりも甘めの感じはあるが、コストコの値付けには納得。

                      

 

ブリッコ アル ソーレ シラー 2014 888円

 シチリア産のオーガニックワインとか、樽熟成風味はないが味はバランスが良くて適度な濃さは万人向き、オーガニックというのが利いていると思うがそこまでで、もっと強めのワインの方が僕はよしとする。これより安いロピア直輸入のシチリア産シラーはややクドイという向きもあるかもしれないが、全体的には僕の好みの樽熟成風味が少しあり、南アフリカのユーステンバーグと値段と味わいでどちらをとるか迷うぐらい、似た味わいと風味だがユーステンバーグの方がやや柔らかかな。

                       

コリナデスター シラー 2015 ロピア直輸入で599円+税

 シラー種であるが果実味が強い味わいが特徴、ややクドサが出て品位には欠ける面はあるが、全体的には値段以上で濃いワインが好きな人向き、ユーステンバーグと似て多少の樽香も感じられる、値段もほぼ同じ。

                      ロピアで売られているワイン

ベリンジャー スムースレッドブレンド 2010 1380円

 ベリンジャーはカルフォルニアの有名ワイナリーで評価は高いが、以前に飲んだ2012年は軽めでガッカリした。しかしこちらはややコクがあっていい、バランスが良くて樽熟成風味も多少あってまずまず、2010年と熟成期間が長かったためかな。これはコストコのワインでもどこのワインでも全般的に言えることでヴィンテージによって多少の差があるはずだが、これはそれ以上の差があったような。前の値段はどうだったかなぁ、コストコはその時によって値段も変化する、為替差もあるんだろうけど味の良否も加味しているかもね。

                       

ポルタ グランレゼルヴァ 2014 1248円

 下のランクのレゼルヴァはクドイぐらいの濃さが特徴だが、こちらは実に柔らかな品のいい味わい、でもその中にしみじみと美味しいなぁと感じさせるものはある。いいバランスでほのかな熟成風味を加えているが、僕の好みではしみじみよりももっとパワフルさも欲しいとも思うが。

                       

キャンティ・ロッジャ・デル・ソーレ 2014 588円

 格安なのにフルボディと書かれていたのでちょっと期待したが、バランスが良くて飲みやすいというところまででコク厚味がない、翌日はやや濃さは出たがクドサも加わったような、やはり値段相応でしたかな。イタリアワインはこれが特徴といったものはあるのでしょうか、種類が多すぎて当たり外れが多い感じ。

                       

カークランド・シグネチャー アルゼンチーナ マルベック 2014 899年

 コストコの直営ブランドワインで、強い味のイメージがあるマルベックなのでやはり濃い目の味ながら、バランスがよくて柔らかみもあって飲みやすく、味わいだけなら合格だが樽香は感じられない。僕が気に入っているコストコの他のワインと比べると味わいの評価ではちょっと微妙な値段で、近い値段ではチリ産であるがシエラ バトゥーコの768円の方がコストパフォマンスは高いと思う、カークランドを名乗るならもっと安くしてほしいですね。

                       

ボデガ・ノートン カベルネ・ソーヴィニヨン・バレル・セレクト 2013 エノテカで1500円

 上と同じアルゼンチン産のワインで、バランスが良くて果実味豊かなので飲みやすく万人向きだと思うが、熟成のコクというか樽香が感じられないので僕には物足りない、エノテカでは売れ筋というが初心者が買っているのかなぁ、これもこれだと値段も三桁までにして欲しいですぞ。

 

 いずれも初めて飲んだワインは少しは残しておいて、翌日の変化も味わってみたが、大きく変化したものは無かったような、酸化は進むからやや味が濃くなるか逆にヘタルかほとんど変化を感じないものも、濃くなるものならそれもよしで、後者であればまた購入したら1日で飲み切ることにしています。


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