昨日の日本TVの番組ぶらり途中下車の旅をたまたま見ていた女房が、南北線の最後の途中下車駅の麻布十番を見終えて突然に、我家から直通で行けるのにもう数年もご無沙汰だから久しぶりに出掛けみようということになって。横浜方面はAPECの警備でこの土日は一番厳しいはずだから、そちらは敬遠しておくのが賢明だよね。
つい先だってコストコに出掛けて買物をしたんだけれど、安ワインなどは手頃な物があって具合がいいのに、どういうわけかソーセージ類だけはこれはという物が無い。なぜ麻布十番かと言うと、肉の卸業者がやっている日進というスーパーがあって、そこは広尾のナショナルスーパーみたいに外国人客が多くて、珍しい種類の肉があったり、加工品も多く、輸入肉が格安だったりで、多めに買っても冷凍しておけば小出しで使えるからなのだ。それとその近くにはザ酒屋という食料品店があって、ここには毎週土曜日の午後に賞味期限が近づいた天狗ハムの製品が運ばれて、それを目当てに遠くから来る客もいるほど、面白い商売をしているからね。またこの2店はワインも豊富においているから以前はよく買ったものだが、最近はワインだけはコストコがもっぱらとなってしまった。
美味しい店も多い麻布十番に行くのに、昼は我家で早めに食べてから出るというのはケチが板に付いた夫婦でありますな。目黒線からメトロ南北線で1時間とかからずに麻布十番駅に着いてしまう。
まずは東麻布にある日進から覗いたら、2Fのスーパーには肉類がずらりと、オーストラリア牛のブロックなどは100gで71円なんてものもある。中でも格安品がおいてあるコーナーがあって、この日はボンレスハム2ブロックとソーセージとハムがセットになった見切り品が1050円とあまりにも安いから買っておいた。最近デパートでの賞味期限間近の食品のバーゲンセールが話題になったが、我々は生モノじゃなければこういうものは期限が大分過ぎてもまったく気にせず食べちゃうぞ。
日進ワールドレリカテッセン
次は日進から近いザ酒屋(住所は三田になる)に廻ってみれば、はたして天狗ハムの見切り品はまだ販売しているらしく、運んできた車が停まっている。この辺りは再開発がほぼ完了していて目の前は超高層マンションが出来ていて、周囲の路地が広くなって舗装工事だけが残っている状態、昔の古い下町のイメージは無くなってしまった。奥の讃岐うどんが食べられる讃岐会館が小さく見えるようになっちゃったね。次々に運び込まれた段ボール箱の中のお目当ての物を選び出す面々が群がっていて、我々は日進で買っちゃったから残り物となっていたソーセージを2種類だけで切上げ。皆が群がるのも無理は無い、これらは市販の1/4以下だからねぇ。麻布十番まできてこんな買物とは、我ながら呆れるなぁと、でも旨いんだものね。
手前に天狗ハムの車が、右手っで人が集まるのがザ酒屋、奥正面が讃岐会館
そのあとは麻布十番(冒頭写真は商店街の入口)の商店街もそぞろ歩いてみたら、3割ほどが目新しい店に変わっているのには驚く。特に飲食店が増えて、人気の高い元気な街には出店を狙っている業者が多いのがよく分かって、新陳代謝が活発だからまだまだ変わり身を見せるだろう。昔来たことがある8月下旬に開催の納涼祭りは溢れるような人出だったが、ここの魅力は古くからの店が混在することで生れる下町風の雰囲気、それだけは残ってもらいたいものだね。女房は興味を引くいろいろな種類の店があって、歩くだけでも楽しいんだそうだ。
入口から近いkの右手に見える側には新しい店が多く並ぶ