ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

南東北ツアーは紅葉狩りならぬ新雪までも 第二日目その2

2010-11-15 16:18:43 | 旅日記

 50分ほどの食事時間のあとはバスで先ほど見上げた大深沢橋に隣接する大駐車場まで坂道を登って戻る。ここは大型の休憩兼土産物処となるレストハウスがあって、東北の桜巡りツアーでオニコウベに泊まったときにも来た場所、そういえばあの時も土砂降りであったなと、ここはオニの名が付く通りで鬼門なのかな。この近くには中山平温泉があって琢秀という旅館に泊まったときも小雪混じりだったと記憶する。

          レストハウスから大深沢橋を

 今回はあの時ほどは強い雨じゃないから、見頃の紅葉はハッキリと見物できたのは幸いであったいうべきか。例年の見頃を聞いたら10月中旬とのこと、今年は夏の猛暑から9月も残暑が厳しくて紅葉は遅くなると睨んで、この遅い時期のツアーを選んだのは正解でしたね。今年4月から立入禁止だった遊歩道が下までは歩けるようになったということで、雨ではあったが大深沢橋の真下まで急坂を歩く。紅葉の下の急流の流れ(冒頭写真)や人工堰の滝などがあって見事な造形美、時期もピッタンコで、これで晴れていたらもっと紅葉が輝いただろうにと、また三度目の正直にチャレンジしようかな。お土産コーナーではこの前に見かけた鯉幟の飾りは無くて、やはりああいうのは時期を見計らって売っているんだね。

 

                  鳴子峡大深沢橋からの合成写真

           

             現在歩ける遊歩道の終点は大深沢橋の直下まで
 このあとは鳴子こけし工房の見物はつき物だから約20分ほど岩下こけし資料館というところに立寄る。ここは最初に鳴子に来た時に資料館という名につられて入ったことがあった店、確かにこけしの資料を展示してはいるがあくまでもこけしの販売工房である。

           岩下こけし資料館

 こけしの地域の違いなどの説明があったから写真で撮ってあとからゆっくり読もうかと、鳴子のものは首を回すとキュキュッと鳴るのが特徴だが、骨董市などで安く売っているから僕は新品で買う気はない。

           こけしの産地

           胴模様いろいろ

           鳴子こけしの説明

 ここまでで二日目の観光は終了、あ・ら・伊達な道の駅など見覚えのあるR47を走って古川ICで東北道に乗って仙台宮城ICまで、あとはR48で仙台の奥座敷で秋保とともに知られる作並温泉まで一気に、ホテルには予定より早めの5時かなり前に到着する。そのホテルはLa楽リゾートホテル グリーングリーンという長ったらしい名前の宿、これが巨大な建物で、築20年以上は経過している感じ、外観には華やかさはないからバブル前に建てられたものと思われる。しかしこれだけ大きいと、こういう団体ツアーを何組も入れなきゃならないから大変でしょうな、昨日の奈良の高校生達もまた一緒になっていて、ほかにも何組かの団体ツアーの名が玄関に書かれていた。こちらでは浴衣は各階のエレベーター前に男女サイズ別に置いてあって、自分で選んでいくようになっている。これは人手をかけないためだろうけど、部屋でサイズ違いを替えてもらうより合理的でよろしい。

                  La楽リゾートホテル
 部屋はタカミヤと同じくらいの大きさで畳敷き和室とベッド方式の造りも同じなのだが、大々的なリニューアルはまだのようで、バスユニットなどかなりくたびれていてウォシュレットにもなっていないし、外部の鉄部なども塗料が劣化して錆が目に付く。これだけの巨大ホテルをリニューアルするとなるとこれも費用と時間が大変だろう、何軒かのホテルを持つチェーンに入っているようだが、維持できるのかどうか心配になってしまった。

             部屋は広め
 夕食前に入った温泉は内風呂も露天も広いから問題はない、無色透明の弱アルカリ性単純泉で泉温43℃、PH8.4、蒸発残留物718.6mg、溶存物質761.4mg、成分総量762.5mgとあり、柔らかく肌がややスベスベとする湯だ。特に外は色とりどりにライトアップして、大きな石の玉を水圧で回転させるオブジェなども置いていた。しかしやや雨が強めで露天は早々に引揚げたら、部屋に戻ってから女房に小さめの露天もあってそちらの半分は屋根の下になっていたそうだ。男風呂では誰もそちらに居なかったから暗くて分からなかった。これには明朝に入ったら麦飯石も使用した寝湯となっていたからゆっくりと、強酸性の草津の湯を整える上がりの湯である沢渡温泉と同じように、昨夜のキツイ泉質に浸かった肌を休めるのにこのツアーは具合がいい順序の設定になっているようだ。しかし僕はそんな柔な肌は持ち合わせていないけどね。ほかには低温サウナがあったが、やはり50℃ちょっとだとサウナの気分にはならないから、せめて70℃ぐらいにはして欲しいものだね。
 夕食場所はステージもある馬鹿でかい会場であったが、ほぼ席は埋まっていたようだ。料理の内容は中華が多め、ほかには宮城名物と笹蒲などが、それとバイキング定番の蟹などもあったが、屋台コーナーでにぎり鮨、天ぷら、牛タン焼があって、最初に中華中心に取ったあとは牛タンと天ぷらだけはイケルと数回お替りをしてしまった。酒は1時間飲み放題が男は1160円で女性は630円という、メニューを見たら冷酒と瓶ビールを1本ずつ飲んだらもう同じ料金になってしまうではないか。飲み放題は日本酒は普通酒の燗か冷や、ビールは発泡というけれど、これなら二人で飲み放題が絶対にお得、我々みたいな呑ん兵衛だと採算は合わないぞとばかり、1時間でビール一杯に日本酒お銚子9本を開けてしまい、その分食べるのは少なめだったかな。

          

        僕がバイキングの最初に取った分、このあとは牛タンと天ぷらばかりを

      

          女房は最初から欲張って         二人で1時間でこれだけ呑んじゃった

 食事時間中にクラシックなスタイルのマジックショーが演じられていたけれど、僕の後ろ側がステージでほとんど見ず仕舞いで、飲むのに徹してしまったぞ。

          実にクラシカルなショー

 ハッキリ言って飲み放題は健康によくありません、酩酊後の風呂は止めにして翌朝5時まで夫婦二人とも爆睡してしまったわい。


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