ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

刳り抜きで作った厚手のお盆は質感が大事(再掲版)

2024-04-21 09:00:00 | 工芸絵画骨董

 冒頭写真は義母が四国に旅行した時に買ったものとか、楕円形ということでロクロだけでの仕上はできないと思うから手作業で彫ったのだろうか、やや鑿痕が見えるがリズミカルで奇麗に滑らかに出来上がっているから大きさの割りに軽快な感じも受ける、摺漆仕上で透けて見える木目からは材質は欅ではないとだけは分かるが、素人の僕にはこの堅木の名前は分かりません。

 次は会津若松の七日町街角広場というところで、数店が露天市を開いているところに出くあわせて、あまりにも安いからと買ってしまった角型の大きなお盆で、この材質はは栃ではないかと思う、こちらは鑿痕が荒々しくて材質感を強調している、こういう仕上方法は僕の好みでもあった、広葉樹の木目が奇麗なものには摺漆はいいものだなぁ。

                    

 最後のものは前の二つとは毛色が変っていて、ロクロ挽ながら最終仕上は線状に渦巻模様を入れて豪快さを出そうとしている、四国塗に象谷塗といってこういう漆仕上があるとは聞いてはいるが、はたして裏に何も書込みが無いから確定はできない、小さく緑、黄、赤に塗られたところには福禄寿の文字が一時ずつ彫られているが、どういう云われがあるのだろうか。

                       

 どのお盆も普段使いするには大きすぎるから、何か飾り物や花瓶に花を活けてこの上に置くぐらいの使い方ぐらいしか思いつかない。

 

2009年からの再掲です


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