ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

スーパーツルヤの安ワインも侮れないぞ

2012-08-18 19:03:19 | 信州日記

 軽井沢に一ヶ月滞在するあいだの夕食でのアルコール類としては、横浜と変わらずにとコストコで買っておいたワインを運び込んでいたのだが、こちらのスーパーツルヤでも激安ワイン(冒頭写真はワイン売り場で専門店以上に並ぶ)があって試しと飲んでみたら、これが399円クラスだとまずまずの味で飲めるじゃないかということになって、それらと同じ銘柄の上級酒となるとどうなのかなどといくつか三桁ワインを味わってみた。

 まずはチリワインのオチャガヴィアの左からヌエヴァルナ/メルロ、シルヴェストーレ/メルロ、シルヴェストーレ/カベルネ・ソーヴィニヨンの3種類である。一番左のものはランクが下で1本が299円という爆安ワインだから、味はやや軽めなのは仕方ないと思うが、それよりもやや下卑た感じの香りが気になる、このランクのカベルネ・ソーヴィニヨンはもっときつそうで手を出しかねている。右側二つはより上の同じランクのメルロとカベルネであるが、それでも599円という嬉しい価格、やや熟成感はあってややコクがあり味もほど良く、香りもまともな感じでこの値段とは思えない。僕の好みはややコクで強さがあるカベルネ/ソーヴィニヨンだが、メルロも十分に普段呑みできるワインだ。

                          

 これもチリワインのトキ・アンディーノは左二つはランクが上のグラン・レゼルヴァのカベルネ/ソーヴィニヨンとメルロ、右二つは普及品だろうがスペシャルセレクションと名付けられたメルロとカベルネで、値段はそれぞれ989円と399円の格安ワイン。この399円のワインは熟成風味は無いものの、デイリーワインとして十分に飲める味でイヤミは感じられない。チリ産で濃いイメージがあってメルロから飲んでみて、これならとカベルネも飲んでみたが品種で言われるような差は少ないみたいで、これがチリワインの特徴なのかも。この上のクラスはグラン・レゼルヴァという通りで樽熟成のコクのある風味がシッカリしていて僕好み、やはりチリワインのコストパフォマンスは高い、これも品種の差は少ない感じだがカベルネ・ソーヴィニヨンのほうがやや濃いめのフルボディでいい。飲み通したあとの感想としてはどれも抜栓してからの味の変化は2時間弱だったらあまりないような、ただし低ランクのほうは次の日まで残してしまうと味がややボケる。

                    

 トキ・アンディーノのスペシャルセレクション/シャルドネは女性人が白がいいということで1本だけ買ってみて、ちょっとだけご相伴したのだが、やはり濃いめの味で甘さが強い感じ、キレがないというか酸味も少なくて深みも不足、これだとソーヴィニヨン・ブランがあったらそちらの方が僕の好みじゃないかな。

                                      

 アルゼンチン産のラガルデ/メルロは798円、実はこれはツルヤの本店の値段でほかの支店ではもっと高い値段が付けられていた。アルゼンチンも肉食に合わせて渋いワインが多そうとカベルネ・ソービニヨンはまだ飲んでいないが、このメルロも濃厚充実味でさらに樽熟成の風味もシッカリあるから実に旨いと飲みきれる、最近のアルゼンチンワインは仕込技術がよくなっているんだねぇと感心するワインだ。ツルヤワインの呑み比べを通じてお値段通りの味の位置づけであるなとは感じたが、これだけは798円ならコストパフォマンスも抜群で、今回の中では超ススメ。

                                       

 赤があまりにも良かったからと女性陣のために買ったのが白のソーヴィニヨン・ブラン、僕は少しだけ飲んだだけだがこれもかなりコクがある味で単にスッキリというのとは違う熟成風味がある、このラガルダという銘柄は調べたらかなり以前からその筋では安くても旨いワインという評価がされていたということだ。

                                       

 こちらに来るに際して持ち込んだチリワインのエラスリス/メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨンは、7月にとある会で食事会をしたベルギーレストランのシェ・みかわのハウスワイン、その時の印象が良くてネットで買ったのだが、こちらに来て上記のワインなどと呑み比べることになったら甘みが勝っている感じでやや見劣りがする、値段もこれは1000円クラスと少しだけでも高いんだから評価が落ちるのは仕方がないですな。

                                       

 番外には薩摩は高良酒造の芋焼酎甕仕込みの八幡、この酒蔵の田倉という銘柄を飲んだことがあって、その長期熟成風味は本当に焼酎なのかとビックリしたものだが、これは横浜の家の近くにイオンリカーが開店した時に棚に1本だけあるのを見つけて購入したもの。こちらはもっとスッキリさせた味に調えているとは鹿児島に旅行した際に焼酎専門店(その際もこの酒造のものは手に入らないと)で聞いていたが、それでも舌に酒の味をシッカリ訴えてくる、それに全くイヤミがなくてむしろ好ましい香りがあって、これは原酒のままにスイッと喉を通っていく。それを水で薄めて飲んでみても味わいが落ちないというのも凄いね。

                                       

 ツルヤでたまたま売っているのを見つけて買ったのが神の雫でも紹介されたというシャトー・モン・ペラ/2008年、これはまだ飲んでいないから、飲んでからこの記事に追記するつもり。

                                                          


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