ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

骨董市のガラクタ物の箱の中から拾い上げた小鉢(再掲版)

2024-05-24 12:05:00 | 工芸絵画骨董

 かなり以前の富岡八幡宮骨董市でのこと、女性業者が半端なガラクタ安物としてダンボール箱に入れて100円からと書いて売っていた雑多な焼物類、確かにリサイクルショップ物ばかりだなぁと、通り過ぎながら眺めたその中に、ちょっと汚れているものの絵柄と全体に掛かる厚めの釉薬が気になる小鉢の同じもの2個が眼にとまった。

 はて京焼を洒脱にしたような焼物、どこのものか訊ねたら全く分からないという返事、柔らかそうな陶器でやや傷みもあるが、僕の眼からはいい雰囲気の焼物で恐らく10枚とかセットのものがここに二つだけ残ったのだろう、売り手はいくらでも捌ければいいという扱いだったから二束三文の値段であった、この前のフォーラムでの仏画もそうだったけれど、ガラクタと思っても眼の端っこに引っ掛かるときがあるものだね。

 帰ってからこれもネットなどで調べたらどうも犬山乾山らしいと、その後に桐生で同じような釉薬と絵柄の茶碗を見つけどこのものか訊いたらやはり犬山乾山で、それはかなりのお値段となっていた。

 そんなことがあって数年後に世田谷ボロ市で見つけたのが以前に紹介したぐい呑で、このぐい呑には後日談があって昨年の佐久でも同じ絵柄でもう少し大きいものにもめぐり合ったのだが、さらに横浜アリーナで古曾部焼というのに出会って調べたそれを紹介するサイトで同じ絵付のぐい呑が出ているのを発見、さて犬山か古曾部か、はたまた絵柄は同じでも注文主が同一で別窯で焼かれたものか、さてこの詮索に結論が出るだろうか、暫くはロマンとしておこうかと。

 でも小鉢のほうは犬山乾山で間違いないと思うのだが。

 

2010年からの再掲です、この小鉢は最近になって金継で直しました


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