お客様は神様です。A customer is God.
こんなフレーズが、三波春夫? だったか、発せられて久しい。
もうこの考えを明確に否定する時期にきただろう。でも、この国は、この言葉の正当性を主張するやつが続くだろうし、旧態然とした価値観から抜け出せないやつも消えることはないだろうが。
日本の常識は世界の非常識。ええかげんに、このことをしっかり認識して、この国は土地自体からして値段が高いのだから、なんでもかんでも顧客の言うことをいちいち聞いていたら、コストが高くなるばかり。
少し前に確か24時間サービスの無駄を自分は主張したと思うが、最近、ロイヤルホストがそれを改めると言い出してきているが、まだまだ手ぬるい。深夜まですら営業することなどなし。もっと短縮しても全然おかしくないよ。
なんでもかんでも、お客様だからというのを、しっかりと断る勇気をみんなでこれから作っていかねば。そのためには、自分たちがお客様の立場の時に、無理難題やわがままを言うことを止めなさい。まずは。そこから始まる。
同様に、歩行者や自転車などの優先づらするのも、やめなさい。歩行者や自転車だからといって、どこでも好きなように傍若無人で通行してもいいということでない。なんでもかんでも車のほうが気をつけないと悪いからと思うことを止めなさい。世間もそう考えるのを止めなさい。
弱者という隠れ蓑を使って、無茶や無謀なことをするのを許さない。そういう視点に切り替えなければダメ。
みんな外国に行って、日本と同じような待遇をされずとも、外国に行ったら、OKOKとか、NOPROBLEMとか和製英語を駆使してへいこらへいこらしてるんだったら、国内のときでも内弁慶で威張り散らさず、おとなしく自分を見つめなおしなさい。
世界でやっていない、非常識な過剰サービスや品質は、もう不要だ。日本人は、もっと自立して、個々でしっかりふるまえるように。甘えない。期待しないように。くだらない、ちっさなことに、屁理屈を言わず、自分でしょりするようにしなさい。