輸送包装研究室

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石の上にも3年・・・

2014-02-05 09:28:26 | 日記
昨日、修士論文発表会がありました。

輸送包装研究室からも、1名の院生が発表会に臨み、研究室での3年間の研究の集大成ともいえる
立派な発表をしてくれました。ちなみに、内容は、段ボールシートの摩擦試験で、擦れ損が
どのように拡大(成長?)していくのかについて、画像解析によって詳細に検討したものです。

3月に大学院を修了すれば、大手事務機器メーカーの技術者として、大いに活躍してくれるものと
期待しています。その会社は、輸送包装技術でもトップクラスの実力を持っていますので、
輸送包装技術者として、大成してくれたら・・・・

ところで、国立理系大学の約半数は、修士修了者です。彼らは、3年間、研究室で研究に没頭して
社会人となるわけですが、3年間の研究生活をどのように評価すべきなのでしょう?

研究は日々、非常に地道な取り組みの積み重ねです。ときには(というかほとんどが)失敗し、
やり直しの連続であり、研究成果を正当に評価してもらえないことも少なくなく、
それにめげないことも体験的に学んでいきます。
(先頃革新的な研究成果を発表した「リケジョ」と呼ばれる方も・・!)
それを3年間・・・・・まさに、石の上にも3年!!・・・・

昨日より今日、今日より明日、。。。っと、日々少しづつ着実な進化を
していかなければなりません。

1日分の成長がたったの、1000分の1だったとしても、3年つまり1095日後には、

「1.001の1095乗は2.99である」

であるように、3年経てば、3年前の約3倍にもなるのです。

逆に、日々少しづつ、漫然と過ごし、相対的に1000分の1づつ毎日減退していけば、

「0.999の1095乗は0.33である」

であるように、3年たてば、3年前の約3分の1になってしまうのです。

すなはち、毎日少しづつ成長していこうと努めている者と、漫然と過ごしている者の差は、
3年たてば、歴然・・・その差は約9倍にも拡がってしまいます。

石の上にも3年!

とはよく言ったものですね?(とにかく3年は言いわけを考えず、遮二無二がんばって!!)


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