輸送包装研究室

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実務者のための力学的輸送包装設計ハンドブック

2018-10-09 16:07:10 | 日記
まもなく、かねてより準備を進めていた、


「実務者のための力学的輸送包装設計ハンドブック」


が、㈱テクノシステムより発刊されます。


特に、輸送包装の新人教育での自習書として、適していると思っております。

内容等は下記をご覧くださり、ご購入を検討なさっていただければ幸いです。

https://www.techno-s.co.jp/yusouhousou/


・・・・・・以下は、「発刊にあたって」の抜粋です・・・・・・・・・・・

輸送包装では、包装内容品の物理的損傷つまり「ハザードとしての力」が、
非常に重要なターゲットである。

本書は、形式知として輸送包装分野の力学的素養を完全に身につけるための
自習を促すとともに、様々な最新の応用・技術開発事例を理解することに
よって、関連技術実務者のレベル向上を手助けすることを意図している。

第1編「基礎力学」では、まず「運動の基礎知識」によって、関連する
初等力学(数学)の素養を身につけたうえで、包装貨物に作用する3つの
力学的ハザードである「荷重変形」「振動」「衝撃」の基礎知識を徹底的
に学習できる。

第2編「力学的輸送包装技法」では、「適正包装設計」のコンセプトを確認
した後、設計フローの項目である「輸送環境調査」「製品強さ衝撃試験」
「包装材料の性能評価と設計」「包装貨物評価試験」について詳細に記述
されている。

以上の2つの編のいわゆる基礎的な内容は、監修者と4名の編集委員が綿密な
意見交換をしながら記述の過不足や重複記述がないように注意した。

第3編「応用事例」では、様々な輸送包装の技術開発と包装事例を網羅して
いる。ここで取り上げている約30件もの多くの事例は、いずれも最新技術の
集約であり、いまでもその技術レベルは向上している。次世代の輸送包装
技術者にとって大いなるヒントとなることを期待している。

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