輸送包装研究室

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標準状態

2015-10-19 14:26:23 | 日記
今年の関西の天候は、8月下旬以降、例年に比べて非常に安定しています。

特に9月下旬から以降は、気温23度、相対湿度50%のいわゆる「標準状態」に近く、暑くもなく
寒くもなく・・・・「山へ芝刈りに行く」趣味を持っている身にとっては、カキイレドキ?です。

学生たちの研究のうち、段ボールを使った実験では、外気温湿度が標準状態に近ければ、
段ボールの調温調湿(含水率)がうまくいくので、実験のはかどり具合も良好です。

一方、段ボールの含水率が気になる季節や地域で保管されている場合のトラブルが絶えることは有りません。
雨ざらしになっていたり・・・座屈して荷崩れしたりと・・・・

段積みされている状態で、倉庫の温度・湿度が現場ではどの程度モニタリングされているのでしょうか?
もう少し、踏み込んで倉庫保管中の段ボールの含水率がリアルタイムでモニタリングできれば、ずいぶんと
保管中のトラブルも減ることでしょう・・・

人は、「暑い!」「寒い!」と文句を言えますが、
段ボールは、「暑い」「寒い」はいえませんし、「湿ってきたけど・・・どうにかして!!」と
助けを呼ぶこともできません。

今!わが社の製品を包んでいる「段ボール」は機嫌がいいのか?・・・・

「送ってしまえば、それで終わり」では、いつまでたっても輸送品質は向上しませんね!!







1 コメント

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二段積みコンテナについて伺いたい (Cynthia Yu)
2015-11-12 17:45:24
台湾人のYuと申します。仕事の関係で台湾から日本へ貨物海運します。客先の要求で、貨物を二段積みにし、BigBOXという大きな箱を使いました。本来箱は1800キロまで耐えられるというテスト結果でしたが、なぜか弊社の貨物が耐えらなく、パレットが倒れてしまいました。先生からアドバイスをいただきたいです。可能であれば、メール先を教えていただけないでしょうか。
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