輸送包装研究室

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実験ができない!

2020-05-16 09:07:38 | 日記
兵庫県の緊急事態宣言解除見送りはやむをえません。

神戸大学でも独自で定めた緊急事態レベル4が継続され、学生・大学院生たちは一切学内へ入ることができません。

これまで、1か月半程度、ゼミ生たちの研究指導は遠隔方式で行ってきています。

彼らにとっては、基礎的な学習ができる絶好の機会であるととらえていただき、まじめに取り組んでもらっています。
また、博士前期課程の2名の大学院生には、学会誌への投稿原稿の作成を課しており、まとまった論文形式の研究成果
(途中までの報告になりますが・・)をまとめる絶好の機会ともなっています。読者目線で研究成果を伝えることが、
「コツ」と「慣れ」が必要だと改めて感じてくれていると思います。

大学院博士後期課程の大学院生3名は、いずれも社会人ですので、それぞれの事業所ではテレワークですので、
これまでの研究成果をまとめるための集中した時間をとれているようです。

一方、博士前期課程2年生および学部4年生の計5名は、来年3月(9月入学制度にパラダイムシフトしない限り・・)には
それぞれ修了・卒業を迎えます。大学院の2名は何とか輸送包装技術系で内々定をいただいているようで、4年生はいずれも
大学院への進学を希望しています(大学院入試の方法に変更の可能性がありますので、不安がっているかもしれません)。

ただ、彼ら5名は、やりかけの研究を進めていくために、少なくとも夏の時期には本格的・系統的な実験をしなければ
、それぞれ修士論文と卒業論文をまとめることができません。

2か月後には、1日一人ずつでもいいので、実験室での実験ができるような情勢になることを願いながら、
今はできること(基礎的な勉強と綿密な実験計画の立案)を着実にこなしていってほしいと願っています。