輸送包装研究室

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2013年、こんな年でした

2013-12-27 12:57:41 | 日記
輸送包装研究室の2013年は、こんな年でした・・・・

1月 兵庫県工業技術センターにて近畿包装研究会に参加し、業界の方々との新年会

2月 修士院生2名の修士論文発表会

3月 研究室秘書中国へ帰国(出産準備)、ゼミ生追い出しコンパ

4月 博士院生3名の中間発表会

5月 学生寮の学生たちとの丁々発止の意見交換:ある意味とても楽しかった・・

6月 博士院生3名とIAPRI国際包装会議で研究成果発表(フィンランド)

7月 ブログスタート、包装学会年次大会&国際包装セミナーで講演、神栄テクノロジー社セミナー講演

8月 元秘書元気な男児出産、修士入学試験、博士論文発表会

9月 輸送包装研究会「輸送包装ディスカッション」、博士院生修了・追い出しコンパ・中国へ帰国(包装学科教員)

10月 PACK SHOW 出展、学科長になってしまう(以降キャンパス内の会議で忙殺される日々が続いている)

11月 JPI全国大会(共同プロジェクト関連の3件が優秀発表に選ばれる)

12月 卒論発表会(学部生初の英語による論文執筆とプレゼン)、
   忘年会で大いに盛り上がる(ご寄付の飲み物が大量に残ったので、来年はゼミ生とアル中になるかも?)

さてさて・・・来年はどんな年になりますことやら・・・・・皆さま、よいお年を。。。。。

   

来年度の研究室スタッフ陣容が確定しました

2013-12-20 15:32:06 | 日記
本日午前、3年学部生約200名の研究室配属先が決定しました。

海事科学部では、約80名の教員がいますので、教員ひとりあたり、平均2~3人のゼミ生を毎年新たに
面倒みることになります。学生にとってはほぼ1対1での研究指導を受けられます。
ここが国立理系最大のメリットといえるでしょう。

さて、輸送包装研究室には、来週から新たに5人の学部3年生がゼミ生として入ります。

ここ数年の中では、結果的に盛況でした。

これで、現状では
博士院生2名(いづれも社会人、内1名は来年3月末修了学位取得見込み)
修士院生1名(来年4月事務機器メーカーに就職)
研究留学生1名(来年4月より修士院生)
学部4年生2名(来年1月より船舶実習ののち4月就職の1名と留年学生1名)
学部3年生5名
以上、11名となり、

来週、26日の研究室忘年会(船舶実習激励会、新入ゼミ生歓迎会を兼ねて・・)は、
共同プロジェクトパートナー等の学外の技術者の方々を含めて、
総勢22名の大宴会が研究室にて、学生たちのお手製鍋を囲みます。

ちなみに来年度からは
博士院生1名
修士院生1名
学部4年生6名
以上8名体制となり、
現在、それぞれのゼミ生が担当する研究テーマ等の構想を練っているところです。
共同プロジェクトパートナーとの相談を経て、決定していきます。

来年度の研究テーマが決まれば、またお知らせいたします。





研究室OBによる特別講義

2013-12-12 13:39:36 | 日記
一昨日、学部2年生を対象にした、輸送包装の基礎に関する講義15コマの内の1コマとして、
当研究室OBで、現在は精密機器メーカーで輸送包装技術者の方による、
80分の特別講義を行っていただきました。

15コマの講義内容は、体験実験を含めた緩衝包装に関する力学的なものが主でしたが、
(拙分著:輸送包装の基礎と実務:幸書房の基礎編に記載している内容)

特別講義では、メーカーでの実際の輸送包装に関わる広範囲な内容を、非常に分かりやすく
紹介していただきました。特に普通では見れない聞けない内容も含まれていて、
非常に興味深く参考になるものばかりでした。

学生たちは、特に大学のOBということもあり、数年後の自分たちの姿とも重ね合わせながら、
いつも以上に非常に熱心に受講していました。

(いかに普段の自分の講義がつまらないかという裏返し!!反省!)

講義で扱ってきた力学的な内容の一部が、業務に直結することを、語っていただいたことは、
教員としては、学生を指導していく上で、今後非常にやりやすくなり、ありがたいことでした。

今回の受講生約35名のうちの数名が1年後、当研究室のゼミ生となり、大学院までの数年間、
輸送包装に関わる研究を行い、将来、優秀な輸送包装技術となってくれたら、
大学教員としてはこの上ない歓びです。

特別講義をご快諾くださった研究室OB、および当該会社の関係者の方々に対して、この場を借りて
深くお礼申し上げます。


プレゼンは上手いけど・・・

2013-12-09 13:51:44 | 日記

先週の金曜日に卒論発表会がありました。70人くらいの学生が一人15分づつ・・・

今の時期に? と疑問に思われるかもしれませんが、4年生の約3割は1月から3月まで長期の船舶実習に行くので、彼らの卒論発表は今の時期となるのです。
もちろん、船舶実習に行かない残りの約130人は、3月上旬に卒論発表をします。

輸送包装研究室にも該当する4年生が1名いて、彼は1月から大型帆船に乗船し、いわゆる「卒業航海」をして、4月には社会人となります。

彼の卒論テーマは、「段ボール箱の圧縮試験と積み重ね試験の等価性」であり、改定JISの懸案事項で指摘されていた、証明されていない両試験の「荷重係数」の等価性について、実験によって、その等価度を確認したものです。実験自体、非常に地道で根気のいる作業でしたが、粘り強く取り組んでくれていました。また、卒論の全文とプレゼンはすべて英語で行い、おそらく日本人学生としては、当学部としては初めてのケースであったと思います。残念ながら成果を公表するには実験結果が不足気味なので、あと少し、彼に続く別の学生が追加実験を行って、来年春には包装学会で発表しますので、具体的な内容と成果は今しばらくお待ちください。

彼のプレゼンを含めて、他研究室のいくつかのプレゼンを聞いていたのですが、皆非常にプレゼンテクニックは上手いです!!私が学生だったころと比べて・・・

それもこれも「パワーポイント」という便利なソフトのお蔭なのですが、一部の卒論発表プレゼンには、中身が「これが大学生の卒論か?」と疑いたくなるような、中身が薄く、「一夜漬けで済ませたような」ものもありました。(ただしプレゼンは妙に上手く!やるので手に負えない)おそらく、彼らは「これでいいのだ!」と勘違いしているのでしょう。。。

会社の中にも、そんな社員はいませんか?

中身のない(薄い)綺麗なだけのプレゼンは、聞いていて腹が立ってくるものです!!

自慢げな、どこかの「大学教授の講演」も聴けたものではないけど・・・っあ!俺だ(笑)