輸送包装研究室

輸送包装関連情報の発信

3つのI(アイ)

2014-12-11 09:51:25 | 日記
「マッサン」・・・いつも観ています。

今ではジャパニーズウィスキーの品質は世界一だそうですが、
スコッチウィスキーの技術を一生懸命マネながら、始まったのでしょう!

Imitationだった時代

マネただけでは終わらせない!日本人気質!!
よってたかって、カイゼン!カイゼン!・・・
一方、スコッチウィスキーの製造元は、その品質が「完璧」であると
言い切っている番組を最近観ました・・技術の伝承のみは停滞・退化に繋がるのか・・・

Improvementだった時代

そして、そろそろそれも限界が見えてきて・・・・
これまでにない!まったく新しい時代へのパラダイムシフト!
すなわち「創造の翼」を拡げるとき・・・・

Inovationが求められている時代

今を生きざるを得ない私たちは、いったい何を創造できるのか??

先日、{「農」イノベーションひょうご}のテーマ別勉強会
「新物流技術プロジェクト」のコーディネーションを勤めました。

モチベーションの高い厳選された参加者からは、現状の問題点を
短時間にもかかわらず、非常に多く抽出・整理していただきました。

次回の勉強会では、現状を踏まえた、「農」イノベーションへ繋がる「企画」づくりを
目指します。

上下1軸振動試験機で段ボール箱の擦れ損を再現したい!

2014-12-09 10:37:41 | 日記
包装貨物振動試験の多くが、上下1軸のみの試験機で実施されています。

ただ、その装置を用いていくら振動波形に工夫を凝らしても、なかなか
段ボール箱の表面の擦れ損が再現できないといった相談があります。

段ボール箱表面の擦れ損は、主に輸送振動に伴う箱のロッキング運動によって
おこるとされています。

そこで、水平加振により強制的にロッキングを起こしたり、
多軸同時加振によって再現させ、擦れ損対策の効果を確認する意外には
ありませんでした。

一方、英国の研究者によって、上下1軸のみの試験機で擦れ損が再現できる
アイディアを発表されています。

つまり、1軸加振機しかなくても、擦れ損再現試験が可能であり、
擦れ損再現だけのための新たな試験装置の導入が必要なくなるかもしれない
ということです。

昨日、1月から船舶実習を行う4年生が、卒業研究発表を行いました。
彼女のテーマは、そのアイディアを参考にした擦れ損再現実験を実施することです。

その結果は、来年7月の日本包装学会のポスター発表にて御報告します。

お楽しみに!!