輸送包装研究室

輸送包装関連情報の発信

我が家にも遂に!”クーラー”が来た~~~~!!

2013-10-29 13:37:39 | 日記
あれば便利やけど、無いと不便な物は、所有しないようにしています。
おかげで家の中はいつも、ガラーンっとしていて、いつでも「夜逃げ」できそうです。

ということで、アパートの3階に住んでいて、風通しのいい我が家には「クーラー殿」は鎮座されておられませんでした。

しかし、ここ数年の夏の高温により、とうとう!決意し、先週末、季節外れの「クーラー」設置と相成りました。

取り付け工事の様子を、観察していて、非常に興味がわきました。

何と!包装された室内器には、置く方向が印刷されてるにも関わらず、安定の悪い縦置きにしているではないか!
それもアパートの階段を上った玄関先に!!転倒したら、「池田屋の階段落ち」になっちゃうヨ!
っと内心思いながら、こわもてのおじさんに、「御苦労さま!よろしく」と言ってしまった。

そういえば、宅配便のターミナルで、「縦置き禁止」と指定された荷物が平気でロールボックスパレットの中で立てかけられ仕分けされてたナ――。

割れものシールが貼ってるものと貼っていないものの、衝撃加速度を比較したところ、さしたる差は無かったナ------

最近、仕分け時の温度管理の不徹底が、新聞ネタになってたナ--------

同じ製品で、輸送品質(輸出先の差)と包装の関連を、環境インパクトを指標にLCA分析したこともありました。

ということで・・・・・来年の夏からは、涼しい室内でやせ我慢をせず過ごせそうです。
相変わらず、ケータイは無いけど・・・・・・





海事と輸送包装

2013-10-28 10:06:31 | 日記
神戸大学の輸送包装研究室は、深江キャンパスにありますが、このキャンパスは「海事科学研究科・海事科学部」であり、基は神戸商船大学、その前身は神戸高等商船・川崎商船学校であり、深江の地に海事教育が始まってからおよそ100年になります。

一昨日は、神戸商船大学と神戸大学が統合してから10周年の記念式典がありました。

それでは、「海事」と聞いてピンときますか?

国土交通省には「海事局?」、国連には「世界海事機関」があったりしますが・・・・

一般的には「海を舞台とした人間活動に関わる事象の総称」を海事と定義づけられています。

ですから、海洋そのものの教育研究は当然包含しています。

それでは・・・・???人は海で何をしているでしょう???

遊んでいます。:海水浴・サーフィン・ヨット・・・・

資源を育成し採取しています。:海産物やエネルギー・・・(国際問題化することも・・・)

交通・物流の場として利用しています。:
海では、「広大な畑の中で道路が縦横無尽に張り巡らされつつ、アミューズメントパークが点在している」状態といってもよく、それらを上手く調整し管理する技術が求められるます。

海を物流の場として考えれば…
運ぶもの、つまり船(ビークル:地球規模の複合一貫輸送体系ではトラックや鉄道、飛行機も対象とすべき)の運航(マネジメント)技術と製造(エンジニアリング)技術が必要です。
また、運ばれるものである、貨物の効率性(ロジスティクス)に加え、安全性と環境適正が求められることは言うまでもありません。

よって輸送包装は、

「海を中心とした複合一貫輸送体系の中で、いかに”大切に”物資・製品を運ぶべきかについて、技術的な面から教育研究」するために、その存在意義があります。

一見、まったく関係なさそうな、海事と輸送包装ですが、以上のような関係性を持っているのです。

「白い巨塔」の実態

2013-10-21 15:31:50 | 日記
先日、ベストセラー作家の山崎豊子さんが亡くなられました。
彼女の代表作のひとつである「白い巨塔」・・・・
大学教員の人事を巡る駆け引きが生々しく描かれています。
医学部のことはよく知りませんが、理系の大学教員のプロモート(特に教授昇進)
で重要なのは、研究成果、つまり論文の実績です。
ここでいう「論文」の定義ですが、いわゆる学会や出版社が発行している学術雑誌に
未発表の研究成果をまとめた全文(断片的な成果ではなくある程度まとまった成果が得られた)もので、
査読委員によって厳正に査読され、審査委員会によって「雑誌掲載可」となったもののみです。
従って、単に口頭(ポスター)発表したもの、要旨のみ、審査のない報文などは
「論文」ではありません。つまり、日本包装技術協会の研究発表大会に発表したところで、
業界への波及効果が大きくとも、プロモート上は何の加点要素にもなりません。
国内の「包装」のついた雑誌では、「日本包装学会誌」の中の「一般論文」のみが評価対象です。
ただし、論文はその数と質も同時に評価されます。質の評価は、多くの場合、
論文の内容そのものではなく、掲載された学術雑誌のインパクトファクターが重要です。
インパクトファクターの定義は各自で検索されてみてください。
もちろん英語で記述されていないと、時として0点になることも…
ということで、われわれ大学教員は、たまには日本語で国内の学会または技術協会等で
発表したり、全文審査のないカテゴリーに報文を発表する(修士院生による成果発表の速報という観点から)
ことはありますが、それらを研究実績と他分野から評価されないことを承知の上で行っています。
その他、大学のプロモートには「白い巨塔」に勝るとも劣らない、ドロドロとしたところがあるのかもしれません。
ご興味ありますか????