輸送包装研究室

輸送包装関連情報の発信

メッセージ

2021-05-11 12:58:32 | 日記
緊急事態宣言下での研究室は、限定的な対面形式にて何とか実験と
データ解析、研究経過報告、研究指導というルーチンワークを継続できている状況です。

このブログもそうですが、不特定多数の方に対して意図して発信しているメッセージは
発信者側にとっては、その意図を十分に理解していただこうと努めています。

大学の研究室としての最も強いメッセージは、何といっても研究成果を発表すること、
つまり・・・学会等での発表会、論文の公表です。
それには客観的事実の積み重ねの上に成り立っていて、(おそらく)発信者側が
意図しないメッセージが、受け手側に伝わることはないと思われます。

・・・しかし、コロナ禍で混沌とした状況下では、ある行動が、発信しているとさえ意図しない
メッセージとして無意識のうちに広まっていしまうケースも少なくありません。

「多人数での会食は控え、感染しない・させない、心づかいをしたいよね・・」と
公的に発言した関係者とみられる方々による「宴席」・・・
これでは、そのメッセージが全く逆効果となってしまいます。

「・・やってられない・・・」っと

「東京五輪」の開催の是非が関心事となっていますが、今この時期に
「五輪」を開催することにはどのようなメッセージとして受け止められるのでしょう???

最終投票コンペ会場で「TOKYO」のカードを当時の会長が見せて喚起に沸いた時には、

「震災復興の象徴」

だったろうし、2020が2021に延期になった時の

「コロナに打ち勝った証し」

は、

「ともにコロナと戦いましょう」

とでも修正されるのでしょうか?

メッセージはどのような形でも発信され、それはその行動をとった側の意図としないメッセージとなること
があることに、メッセージを発信する機会の多い立場からは、つねに「こころくばり」が必要であることを
気を付けていきたいです。