輸送包装研究室

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プレゼンは上手いけど・・・

2013-12-09 13:51:44 | 日記

先週の金曜日に卒論発表会がありました。70人くらいの学生が一人15分づつ・・・

今の時期に? と疑問に思われるかもしれませんが、4年生の約3割は1月から3月まで長期の船舶実習に行くので、彼らの卒論発表は今の時期となるのです。
もちろん、船舶実習に行かない残りの約130人は、3月上旬に卒論発表をします。

輸送包装研究室にも該当する4年生が1名いて、彼は1月から大型帆船に乗船し、いわゆる「卒業航海」をして、4月には社会人となります。

彼の卒論テーマは、「段ボール箱の圧縮試験と積み重ね試験の等価性」であり、改定JISの懸案事項で指摘されていた、証明されていない両試験の「荷重係数」の等価性について、実験によって、その等価度を確認したものです。実験自体、非常に地道で根気のいる作業でしたが、粘り強く取り組んでくれていました。また、卒論の全文とプレゼンはすべて英語で行い、おそらく日本人学生としては、当学部としては初めてのケースであったと思います。残念ながら成果を公表するには実験結果が不足気味なので、あと少し、彼に続く別の学生が追加実験を行って、来年春には包装学会で発表しますので、具体的な内容と成果は今しばらくお待ちください。

彼のプレゼンを含めて、他研究室のいくつかのプレゼンを聞いていたのですが、皆非常にプレゼンテクニックは上手いです!!私が学生だったころと比べて・・・

それもこれも「パワーポイント」という便利なソフトのお蔭なのですが、一部の卒論発表プレゼンには、中身が「これが大学生の卒論か?」と疑いたくなるような、中身が薄く、「一夜漬けで済ませたような」ものもありました。(ただしプレゼンは妙に上手く!やるので手に負えない)おそらく、彼らは「これでいいのだ!」と勘違いしているのでしょう。。。

会社の中にも、そんな社員はいませんか?

中身のない(薄い)綺麗なだけのプレゼンは、聞いていて腹が立ってくるものです!!

自慢げな、どこかの「大学教授の講演」も聴けたものではないけど・・・っあ!俺だ(笑)

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