輸送包装研究室

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ロジスティクス戦略

2019-01-21 14:48:56 | 日記
朝ドラでの一コマ・・・

時代設定は太平洋戦争終戦から少し経った頃・・・

主人公のだんなさんが、GHQに理不尽にも逮捕され、
収監の上、強制労働させられています・・・

その作業は、木製パレットをトンカチ&釘での組立作業・・・

その頃、主人公である若奥さんのもとには、木箱に木毛で大事にくるまれたミカンの詰め合わせ
が届けられます・・・

この時代背景描写は、まさによく言われますが、
「太平洋戦争での敗因は、ロジスティクス戦略で雲泥の差があったから」
を、如実に表していたと感じました。

つまり、GHQ(米軍)の物流には、多くのパレットが必要であった時代
(一環パレチゼーションのハシリ・・)に、
国内では、みかん箱はまだ木箱であった・・・という・・

同じ木材を包装資材に用いるにしても、それだけ違っていた
(あちらの方が進んでいたのだと・・)ことを静かに物語っておりました。

そもそも「ロジスティクス」は今でこそ、知らない人はいない?のですが、
当時では、「兵站」は一段低くみなされ、重要な戦略としては認識がなかったと
言われています。

もしかしたら、今でも庶民レベルでは、ロジスティクスの経済戦略上の重要性は
十分ではないのかもしれません。