輸送包装研究室

輸送包装関連情報の発信

実験室内にセミナースペースを確保しました

2016-03-28 15:17:24 | 日記
輸送包装研究室には、各種の輸送包装試験装置を設置している実験室があります。

その中で、大型の船舶動揺シミュレーターと2軸振動試験機は、経年劣化(特に制御装置)により
動作が不安定であったことに加えて、最近の集中豪雨による部分的な装置の水没(装置は1階を
掘り込んだピット内に設置され、地下水の上昇によりピット内が浸水)により、
これ以上の継続使用が不可能な状況になっていました。
そこでこれらの装置を撤去・廃棄することにしました。

国立大学の乏しい予算では、大型装置の撤去作業やピット埋め戻し工事に掛かる費用は結局のところ
まかなうことができませんでした。そこでやむなく、これまでの産学共同プロジェクトにさいしてご寄付していただいていた
資金(つまり研究室のみ自力で!)より支弁しました。

大型の試験機器が撤去され、ピットが埋め戻された後の広いスペースに、今のところ別の新しい実験機器を
設置することは考えておらず、学生実験やゼミ、産学共同セミナー等での座学スペースとして使用していきます。

各種の輸送包装試験機器を横目で見ながら、関連の講義やセミナーをしたり、実験の見学や関連の作業を余裕を持って
できるようになります。

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