立冬も過ぎ11月も半ば近く、いよいよ秋も深まり晩秋の季節を迎える。秋は何をするにもよい季節であるが、反面何もしないでもよい季節である。そんなときはぼんやりと何かを眺め、おぼろげな意識の中で瞑想するのもよいものだ。
茶掛けの軸物を見ながら、書の心を推察する。これも面白いもの。
『坐一走七』、京都天龍寺祖翁の書という。真理なる一点を基盤に据え、日常の社会生活を通して得た多くの知恵を駆使し、縦横無尽に生きる---。
茶掛けの軸物を見ながら、書の心を推察する。これも面白いもの。
『坐一走七』、京都天龍寺祖翁の書という。真理なる一点を基盤に据え、日常の社会生活を通して得た多くの知恵を駆使し、縦横無尽に生きる---。