庄助さん

浮いた瓢箪流れのままに‥、日々流転。

秋の深まり(2)

2008-11-08 22:22:15 | 写真
 晩秋の静けさと、無常の素朴さを感じさせる軸。茶のお手前のときに飾られたお花も、葉が萎れ、それがかえってこの書の雰囲気を引き立てる。

 『閑坐聴松風』 京都大徳寺
 
 

 

秋の深まり(1)

2008-11-08 22:21:04 | 写真
 立冬も過ぎ11月も半ば近く、いよいよ秋も深まり晩秋の季節を迎える。秋は何をするにもよい季節であるが、反面何もしないでもよい季節である。そんなときはぼんやりと何かを眺め、おぼろげな意識の中で瞑想するのもよいものだ。

 茶掛けの軸物を見ながら、書の心を推察する。これも面白いもの。

 『坐一走七』、京都天龍寺祖翁の書という。真理なる一点を基盤に据え、日常の社会生活を通して得た多くの知恵を駆使し、縦横無尽に生きる---。