和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

福光(三十七)新・人間革命

2011年10月15日 06時41分39秒 | 今日の俳句
    新・人間革命

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    福 光(三十七)

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 七月三日の夜遅く、田岡治子から島寺丈人に、再び電話が入った。彼女の言葉には、憤怒がほとばしっていた。


 「山本室長は、大阪府警に出頭し、そのまま逮捕されました。何も悪いことなどしていない室長が、無実の罪で不当逮捕されたんですよ。いよいよ権力の魔性が、牙をむいたんです。


 室長は、今日の昼間、羽田でお会いした時に、『夜明けが来た』と言われましたが、その意味を私は考えてみました。


 夕張の件も室長の逮捕も、その淵源は、学会が人びとを幸せにしようと折伏を進め、さらに、立正安国のために、政治改革に着手したことから始まっています。


 炭労は、学会が独自の候補者を推薦し、支援したことに腹を立て、“組合の統制を乱した”などと言って、学会員を締め出した。そして、国家権力は、一部の学会員が起こしてしまった選挙違反を山本室長に結びつけ、学会を抑えつけようとしているんです。


 つまり、創価学会という、民衆の力を結集した新しい団体が、社会的に大きな力をもってきたから、今のうちに、それを躍起になってつぶそうとしたのが、今回の二つの事件だと思います。だから、この弾圧をはね返し、学会が不屈の力を発揮していくならば、民衆の新しい時代が訪れる。それで、山本室長は、『夜明けが来た』と、私たちに伝言してくださったと思うんですよ」


 田岡治子は、ここまで一気に話すと、叫ぶように言った。


 「島寺さん。何があっても、なんとしても、“一班一〇闘争”を大勝利しましょう。これは、支部長代理の山本室長が熟慮の末に提案された戦いなんですから。


 この闘争に勝つことが、山本室長との共戦であり、“夜明け”を開くことになると思うんですよ」


 一人の婦人の懸命な訴えに、闘将の心は烈火となった。必死の一念から発する言葉が、生命を射貫くのである。


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(聖教新聞・2011/10/15)より転載」
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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