今日と明日(8月21日・22日)の2日間、コウスケの所属するクラブが主催するCUP戦が開催された。
カテゴリーはU-14のため、3年生であるコウスケは出場できない。
しかし彼は朝早起きをして、後輩のU-14の選手のお父さんの車に乗って会場準備へ出かけていった。
どうやら3年生の”お手伝い選手”の参加率は、最近の低調な選挙の投票率さえも大きく下回ったようで、かなり淋しがっていた。
しかし、今回のCUP戦を主催して下さったU-14のお父さんから大変ありがたいメッセージをいただいたようだ。
彼のちょっぴりブルーな気持ちは、大きく晴れたようだ。
オヤジも褒めてやった。
「人のために動けない人は、その人のために人は動いてくれなくなりますから」
裏返せば、人のために動ける人は、その人のために動いてくれる人がいますから・・・・
コスケはそんなことは考えていないだろう。ただ単にCUP戦に拘わっていたかっただけなんだろう。
それで十分。
後輩たち、明日も頑張れ!
靭帯再建手術からちょうど丸9ヶ月目。
2013年8月15日(木)Mドクターの定期診断。
結論から言うと、『実戦への復帰』が許可された。
但し、勿論”いきなり全開”は不可。
徐々に、そして少しずつコンディションを上げるよう指示された。
リハビリセンターへ行くと、すでに主治医のMドクターから指示書が出ていた。
リハビリ療法士の先生は、主治医からの指示書を見て、リハビりトレーニングのメニューを変え、さながら”アスリート・トレーニング”の内容になった。
ここまで激しくトレーニングしていいのだろうか?
そんなトレーニングは30分も続いた。
接触プレーを想定し、リハビリ療法士の先生はコウスケとショルダータックルを繰り返した。
先生は右肩を押えながらこう言った。
「コウスケ君、少しは”遠慮”するってことを覚えたら?」
リハビリの先生。
「ボクは今、何人かの”スポーツリハビリ”を担当しています。今、コウスケ君が最大のアスリート・トレーニングです。次回のリハビリ(トレーニング)は、最後の時間帯でいいですか?コウスケ君の後には、患者さんの予定を入れたくないですから。」
悪夢から、1年5ヶ月。コウスケはフットボーラーとして、階段を駆け上がる準備が整った。
実は2日後の、トレーニングマッチで合計40分の出場を果たした。
結果は・・・・? 上々だったらしい。
復帰後、初ゴールも決めたらしい」
”徐々に、少しずつ” 地域トップリーグへの復帰の階段を駆け上がることにしよう。