12月7日(土)8日(日)コウスケのホームグランドで”西日本トレセンフェスタ”が開催された。
地元の山口県と隣県の広島県、島根県、福岡県のトレセンチームが集まり、U-13/U-14/U-15の各カテゴリーで総当たりのリーグ戦を行うイベントである。
ケガでトレセン活動から離れていたコウスケが、県のサッカー協会から参加の打診を受け、急遽参加することになった。
思えば、ケガの前日が2年目の県トレセン1次選考会だった。それ以来のトレセン活動となった。
懐かしい顔がたくさんあった。新しい選手も何人かいた。やっと(我々にとっては、予想よりかなり早かったが・・・・)この空間に戻れた。
1日目。初戦は VS広島県となった。コウスケは後半から出場。トレセン活動では、本当に久々のピッチ。
ゲームの中盤、味方がファウルを受け、フリーキックのチャンスを獲得した。同じピッチには最大のライバルチームのフリーキックの名手がいた。彼はコウスケに近寄り、肩を組んで何やら話しかけた。どうやら、フリーキックをコウスケに譲ってくれたようだ。
コウスケはしっかり心を落ち着け、ゆっくりと助走し、速い低めのキックをした。キーパーの手を弾いてゴールが決まった。
すると、ベンチにいたトレセンコーチが、両手を大きく拡げながら、大きい声で『コウスケ、おかえり~~~!』と、言って下さった。
とても有難い言葉だった。ケガでどん底まで落ちたコウスケが、ここまで這い上がってきた。”サッカーの神様からの2回目のご褒美”だったのだろう。そして、トレセンコーチのエールは本当に有難かった。
2日目。福岡県と対戦。試合は引き分け。
そして、ラストマッチは、山口A vs 山口Bの県内ガチ勝負。
コウスケは山口Bチーム。前半0-1で終了。山口Bチームは1点のビハインド。
コウスケは後半から出場。
相手チームのスピードスターにバックの選手がちぎられ、追加点を許してしまった。0-2と2点のビハインド。
ここから山口Bの逆襲。混戦から1点を返し、1-2と1点差。
チャンスはすぐに訪れた。左サイドハーフのコウスケにパスが通った。コウスケはドリブルで7持ち込み、アーリーのグラウンダーのパス。チームメイトの盟友がワンタッチで押し込み同点。
更にチャンス到来。コウスケに再度パスが来た。味方の右サイドの選手が猛烈な勢いでゴールに向かっていったのが見えた。
コウスケは今度はファーサイドに大きくセンタリング。駆け上がってきた選手がワンタッチでゴール。
3-2と逆転。そのまま試合終了のフォイッスルが鳴り響いた。2アシストで山口Bの勝利に貢献。
勝敗はどうだって構わない。この空間に戻り、トレセン仲間とプレーできたことが、言葉にできないほど感激だった。
1年前は病院のベッドでやっと歩けだしたころだった。それを考えれば・・・・・。
全ての日程を終えた。いろいろなコーチや選手に声をかけていただいたことが、コウスケにとって最大のご褒美だったようだ。
新たな目標を持てた西日本トレセンフェスタが2日間の幕を下ろした。
ここまで辿り着いた。
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