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アイドル雑記帳 榊原郁恵

2007-03-30 21:38:06 | アイドル


榊原郁恵「ベストアルバム DO IT BANG BANG」(1978)

郁恵さんは、私より6つ年上である。記念すべき第1回ホリプロスカウトキャラバンのグランプリであり、のちのホリプロアイドルの歴史の先鞭をつけたアイドルである。
とにかく、彼女は明るく楽しいアイドルだった。よく笑うことなんのって、しかも大口あけて、「ギャハハ」と笑っていた。また、その笑顔がなんとも言えずかわいい。こんな弾けた笑顔が出るアイドルって、意外と少ない。さらに、なんともいえない健康的なボディがまたたまらない。当時はそういう表現は一般的ではなかったが、今で言うところの「巨乳アイドル」ということになるのであろうか。しかし、華奢なアイドルがほとんどだった70年代後半に、郁恵さんのような健康体アイドルが颯爽と登場したということのインパクトは強烈だった。
デビュー後しばらくは大ヒットはなかったものの、1978年の「夏のお嬢さん」で大ブレイクした。そもそも、「夏のお嬢さん」こそ、郁恵さんのためにあるような曲である。元気いっぱいの夏少女という郁恵さんのイメージが見事にマッチした名曲である。
その後、郁恵さんはトップアイドルとしてコンスタントに曲をヒットさせるとともに、その親しみやすさを買われて、司会業でも活躍し、日本女性タレントの顔とすら言える存在となったのだが、いつ見ても明るく笑う郁恵さんに元気をもらった男は数知れないことだろう。もちろん、私も「夏のお嬢さん」にイチコロだった一人である。
紹介したアルバムは、デビューから「DO IT BANG BANG」までのシングル曲中心のベストアルバムだが、基本的に元気系、ほのぼの系の曲で占められており、リラックスできるアルバムである。
音作りは、いかにも70年代アイドル歌謡という感じだが、今聴くとこういう音も、かえって新鮮だったりする。
参考までに、代表曲「夏のお嬢さん」の作曲の佐々木勉さんは、46歳という若さで亡くなった方だが、作曲歴を見る限り「3年目の浮気」なども手がけているが、「夏のお嬢さん」が彼にとっての代表曲であろう。作詞の笠間ジュンさんは、情報が少ないのであるが、郁恵さんの曲の作詞は多い作詞家である。
郁恵さんは、その後に続くホリプロアイドルのページを開いただけでなく、健康的アイドル(この系譜は後に河合奈保子、柏原芳恵等に引き継がれていくわけだが)のさきがけとなったという意味で、アイドル界に巻き起こったつむじ風であったと思うのである。


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